天理教教祖殿逸話篇


「悟り方」

明治十九年二月六日(陰暦正月三日)、お屋敷へ帰らせて頂いていた梅谷四郎兵衞のもとへ、家から、かねて身上中の二女みちゑがなくなったという報せが届いた。教祖にお目通りした時、話のついでに、その事を申し上げると、教祖は、 「それは結構やなあ。」と、仰せられた。 梅谷は、教祖が、何かお聞き違いなされたのだろうと思ったので、更に、もう一度、「子供をなくしましたので。」と、申し上げると、教祖は、ただ一言、 「大きい方でのうて、よかったなあ。」と、仰せられた。

悪風というものは
どこい働きに


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