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第2号 - 47


とふじんとにほんのものとハけるのハ
火と水とをいれてハけるで


Tojin to nihon no mono to wakeru no wa
Hii to mizu to o irete wakeru de

未だ親神の教えを知らない者と、親神の真意を悟った者とを分けるのは、親神の絶大な力を現してする事である。註 「にほん」とは、創造期に親神がこの世人間をお創めになったぢばのある所、従ってこの度先ずこの教えをお説き下さるところ、世界たすけの親里のあるところを言い、「から」とは、創造期に人間が渡って行ったところ、従ってこの度この教えの次に普及さるべきところを言う。にほんとからに関する一れんのお歌は「おふでさき」御執筆当時、科学技術を輸入するに急なあまり、文明の物質面にのみげん惑されて、文明本来の生命である人類愛共存共栄の精神を理解しようともせず、ひたすら物質主義、利己主義の人間思案に流れていた当時の人々に厳しく御警告になって、早く親神様の真意を悟りたすけ一条の精神に目覚めよ、と御激励になったお歌である。即ち、親神様のお目からごらんになると世界一列の人間は皆可愛い子供であって、親神の真意を知るも知らぬも、先に教えを受ける者も、その間に何の分け隔てもなく、究極に於いて、一列人間をみな同時にたすけたいというのが親心であるから、親神様は一列の心が澄み切って一列兄弟の真実にめざめ、互い立て合いたすけ合いの心を定めて朗らかに和やかに陽気ぐらしをする日を、一日も早くとお急込み下されている。(第十号五五、五六註 第十二号七註 参照。火と水については本号四〇註 参照)

In distinguishing between those of Kara and those of Nihon,I shall use fire and water to make the distinction.

迷徒悟者如何鑑 施以火水則可辨
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