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第11号

むなさきへきびしくつかへきたるなら
月日の心せきこみである（1）
このさきハ一れつなるにだん／＼と
みのうちさハりみなつくであろ（2）
どのよふなさハりついてもあんぢなよ
月日の心ゑらいをもわく（3）
みのうちにさハりついてもめへ／＼の
心それ／＼みなわけるでな（4）
しんぢつにをもう心とめゑ／＼の
しやんばかりをふもいゝるとを（5）
月日にハどのよな心いるものも
このたびしかとわけてみせるで（6）
どのよふな心もしかとみているで
月日このたびみなわけるでな（7）
口さきのついしよばかりハいらんもの
心のまこと月日みている（8）
これまでもいろ／＼はなしといたれど
ほんしんぢつがみゑてないので（9）
けふの日ハなにのはなしをしたるとも
ちがうよふなる事ハゆハねど（10）
月日より一どふゆうてをいたなら
いつになりてもちがう事なし（11）
それしらすそばの心ハたれにても
せかいなみなるよふにをもふて（12）
このたびのなやむところでとくしんせ
みなの心もめゑ／＼心も（13）
この事をぢうよぢざいハちがハねど
みなの心にしよちなけねば（14）
一れつにしよちをしたる事ならば
月日うけよてたしかたすける（15）
このたすけどふゆう事にをもうかな
三かめへにハそといでるよふ（16）
これまでも月日とゆうてだん／＼と
はなしもといてきたるなれとも（17）
まだしんのところハさらにハかるまい
このたびどんな事もあらわす（18）
はなしでもをなしところでゆうならば
なんどにんけん心なるよふ（19）
みなのものをもう心ハきのどくや
このたびところかへてはなしを（20）
これきいていかなものでもとくしんせ
月日ぢうよふみなこのどふり（21）
たいないへ月日入こみぢうよふを
ゆうていれどもしよちあるまい（22）
このさきハせゑいゝバいにたん／＼と
ことハりたゆへかゝる事なり（23）
月日よりあらハれでるとゆうたとて
たん／＼なにもことわりたゆへ（24）
このたびのなやみているをやまいやと
をもているのハこれハちがうで（25）
こればかりやまいなぞとハをもうなよ
月日ぢうよふしらしたいゆへ（26）
なにもかもとのよな事もしらするハ
さきのをもわくあるからの事（27）
このはなしどふゆう事てあるならば
さきのよろづハ月日ひきうけ（28）
月日よりひきうけするとゆうのもな
もとのいんねんあるからの事（29）
いんねんもどふゆう事であるならば
にんけんはぢめもとのどふぐや（30）
このものに月日よろづのしこみする
それでめづらしたすけるのや（31）
この事わ一寸事やとをもうなよ
これハにほんのこふきなるのや（32）
あれいんでこらほどなにもすきやかに
たすかる事をはやくしりたら（33）
それしらずどふどいなさすこのとこで
よふぢよさしてをことをもたで（34）
こんな事はやくしりたる事ならば
せつなみもなししんバいもなし（35）
にんけんハあざないものであるからに
月日ゆハれる事をそむいた（36）
これからハどんな事でも月日にハ
もたれつかねばならん事やで（37）
どのよふな事をするにも月日にて
もたれていればあふなけハない（38）
このよふなけへこふなるのみちすしを
しらすにいたがあとのこふくハい（39）
このさきハどのよな事をゆハれても
月日ゆハれる事ハそむかん（40）
月日よりやしろとなるのむなさきの
つかゑてあるをなんとをもうぞ（41）
このつかへ人なみなるとをもうなよ
月日の心まことしんわ゛い（42）
それしらずみな一れつハめへ／＼に
わがみしやんでしことばかりを（43）
月日にハどのよなみちもみへてある
せかいぢううハそれをふもハす（44）
このみちをこども一れつしやんせよ
どのよなみちがあるやしれんで（45）
どのよふな事でもさきへしらしをく
あとでこふくハいなきよふにせよ（46）
こんな事なにをゆうやとみなのもの
をもうであろふこどもかハいゝ（47）
せかいぢうをふくの子共むねのうち
わかるもよふがこれハないかよ（48）
このよふな事をくど／＼ゆうのもな
みちをあんぢているもよふから（49）
これからハとのよな事もゆてきかす
これをかならすうそとをもうな（50）
このたびの月日のしごとしかときけ
あしきのよふな事わせんぞや（51）
どふどしてめつらしたすけをしへたさ
そこでかゝりたしごとなるぞや（52）
いまゝでと心しいかりいれかへて
よふきつくめの心なるよふ（53）
この心どふしてなるとをもうかな
月日たいない入こんだなら（54）
にち／＼にひとり心がいさむなり
よふきづくめの心なるよふ（55）
月日よりにち／＼心いさめかけ
よふきつくめにしてかゝるでな（56）
このはなしなんとをもふてきいている
たすけ一ぢよのもよふばかりを（57）
月日よりどんな事でもみているで
なにをゆうてもみなしよちせよ（58）
ことしから七十ねんハふう／＼とも
やまずよハらすくらす事なら（59）
それよりのたのしみなるハあるまいな
これをまことにたのしゆんでいよ（60）
月日にハいまゝでどこにない事を
ばかりゆうぞやしよちしてきけ（61）
このよふなない事ばかりゆうけれど
さきをみていよみなまことやで（62）
なにぶんにめづらし事をするからハ
いかなはなしもない事ばかり（63）
とのよふにない事ばかりゆうたとて
さきをみていよみゑるふしぎや（64）
いまなるのなやみているわつらけれど
これからさきハ心だのしみ（65）
このよふなはなしくと／＼ゆうのもな
これハまつたいこふきなるのや（66）
月日よりこのたびこゝであらハれて
とんな事をもはなしするのハ（67）
とのよふな事もたん／＼しらしたさ
にほんのこふきみなこしらゑる（68）
このよふのはじまりたしハやまとにて
やまべこふりのしよやしきなり（69）
そのうちになかやまうぢとゆうやしき
にんけんはじめどふくみへるで（70）
このどふぐいざなぎいゝといざなみと
くにさづちいと月よみとなり（71）
月日よりそれをみすましあまくたり
なにかよろづをしこむもよふを（72）
このところなにをするにもとのよふな
事をするのもみな月日なり（73）
とのよふな事をゆうにもみな月日
そばなるものハまねをしてみよ（74）
このよふをはじめてからにけふまでハ
ほんしんぢつをゆうた事なし（75）
けふの日ハどのよな事もしんぢつを
ゆハねばならんよふになるから（76）
めへ／＼になにをゆうとハをもうなよ
月日のをもうよふにゆうのや（77）
なんどきにかいりてきてもめへ／＼の
心あるとハさらにをもうな（78）
どのよふなものもしんからとくしんを
さしてかいるでこれをみていよ（79）
いかほとのこふてきたるもはつめても
月日の心これハかなハん（80）

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