おさしず検索


増野正兵衞裏向悪しく、左耳鳴り、右鼻瘡頭しんの伺

さあ/\身上の理尋ねる/\。一つ変わる/\。どういう事何か聞き取れ。一時治まる。心一つ又一つ国/\、国一つという、一つの理がある。聞いて話。これは珍しい一つの事情。遠く/\一つ/\通路又々通路、何かの事情運んで又々の道という。身上案じる事は無い。何か一つ。

押して国元だん/\通路せよとの事でありますか伺
さあ/\一日早く通路、一つ十分一つの理を知らして早く事情運ぶよう。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 遠い国元に十分理を知らしてやれという意味である。増野氏の郷里は山口県萩である。左耳鳴りは理を知らしてやれということを指示されたのであろう。
【摘要】
耳については、互いによく談じ合え。聞きにくいことも前生いんねんとたんのうせよ。神意、ぢばの理を聞き分けよ。理を知らせてやれ。いらんことを聞き、心をにごすな。などというおさとしがある。特に注目すべきことは、『理をききわけよ』と『理を知らしてやれ』という消極と積極の二つがあることで、その時の事情その人のいんねんを明らかにしなければ、適切なおさとしは出来ないことが、これによって明らかに解るであろう。皆の者が一手一つに陽気ぐらしが出来るように、耳を使わせて頂くことが、大切である。

TOP


お道のツール