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増野正兵衞身上障り伺

さあ/\よう聞き分け/\。さあいかなる尋ね/\、どういう事情、身上一切。さあ/\まあ、これまでいかなる処、どうこも/\据え、一段一寸に/\と筆に記し、早く急ぐ処もあり、悠っくりする処もあり、いろ/\道、日々月々年々に道。めんめんに一寸身の障り、心晴れぬ処、一日早く、何で実の心十分受け取り、まあ一寸この世の初め一寸話、この世立て替え、まあ世界処置、まあ十分、日々分かりわても磨きをするのやで。善きも悪しきも見分けて居る。これまでどうじゃこうじゃ。誠嘘分からん。誠あるか、もう分かる。もう一日待ち、だん/\待ち、見えるもあり見えんもある。分けて分けるは一条神の道、変わらんなりに難し話て、分からんなりに、歪んだもの真直ぐにし、歪んだもの、直としたものも、意見で直らんにゃ深き事や大きな事やで。開けても分からいでも、尋ねの事聞かねばならん。身の処思案、内なる処一時案じて居る。一つ話談じやい。

家業休み家貸し、家賃を以て暮らす伺
皆、世界皆変わる。めん/\の思わく、分かる分からんの中尋ねる。一つ思案、世上の組方もある。時節々々、変わる/\、神の為す事。時談も話も、随分々々所話付け。

元町道幅広める願
さあ/\いろ/\の、皆んなどうしようこうしよう出来る事ある。前々事情々々よって暫く。その場いずれ広くする。そのまゝ、いずれ/\一寸延びる。今事情を一寸出して、誰が何ぼ包んでも、誰言うとなく天然自然の理で知る。今世界も同じ事。埋む。当分三年間、今出か、それから一寸も何の印もどんと治まる。一事処、何ぼ事情正しく随分々々定め。早目々々思やん内。

家売り田地求める伺
今処一つ道、広く安心ならん。心案じ、何も案じる事は無い。事情伝え、案じという道ある。ぢばの処、事情どうでもこうでも、決心が難しい。三十日延びるとも計り難ない。一時安心だん/\運ぶ。世界も同じ事、今一時珍しい事を言う事がいつの事。ゑゝしん世上の処、見れば一つ案じも一つ思やん。今事情一つ思やん踏み止めに内々事情運べ。
【説明】
(1) 増野正兵衛(本部員)が道一条になるについていただいたもの。当時神戸で小間物店を営み非常に繁盛していた。明治十七年二月妻女の「そこひ」より入信。増野氏関係のおさしづ約300、そのうち「道一条へ」のもの約80. (2) 時期によって暮らし向きの変わるのは親神のなさること、よく話し合ってせよ。 (3) 商売するのも当分のことであるから、今のところ事情正しく判断してしっかり心を定め、早め早めに家内の者良く思案せよ。 (4~5)道一条になって今すぐおぢばに住み込むことは、なかなか決心が難しい。が、のばしてもいずれは住み込まねばならない。世間で立派にやっていたところからみれば、道一条になってどうであろうと先案じし、いろいろ思案するのも無理ではない。今度の事情でふんぎりをつけ、家内よく相談して早くおぢばに移り住むように。
【摘要】
生活水準の上昇に伴い、道一条の生活は一層困難であるという見方もある。しかし何といっても道一条の生活こそ、親神の度々の理に受け取って頂く道である。  これは全く、その人のいんねんによるのである。いかに反対であっても、旬が来たならば待ったなしに、そうならざるを得ないのである。  お道に財産をつくすことはいんねんを洗いかえるためである。その際反対に会い、また本人も不安に思うであろうが、そのために教祖のひながたが示されてあるのであり、教祖の理にもたれて通るならば、やがて闇夜が明けるような道に出ることが出来る。  いんねんならば、お道を通らなくても財産を失うようになるのであり、お道になったから財産を失ったというのではなく、失うべき旬が来たのでお道に手引きしていただいたと悟るべきである。  道一条を通る者は、 (1) いんねんの自覚とその洗いかえ (2) をやにもたれてをやのひながたをふむ (3) おさづけを取り次ぐ (4) だめの教えたるゆえんをよく治める (5) 将来を楽しむ ことが大切である。

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