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松村栄治郎身上伺

さあ/\尋ねる一条、何かの処、よく聞き取らねばならん。長らえて、古き処から聞き取らねばならん。難しい事である。よう心を鎮め。古き処からぼつ/\話掛かる。前々内々事情あって長らえて、それよりだん/\の処、一つ心治まりある。前前というは、よう聞き分け。幾度話してある。細道伝えある。細い道は通りよい、往還は通り難くい。細道は心に掛けて通るから通れる、往還の道は通り難くい。世上では往還の道という。神の道には掛かり内も分からん、世上も分からん。心に掛けて通りたから通れる。一つの話仕掛けてから、長うて/\ならん。一時長らえて信心連れて通り、道理が分かる。変わる理を見て、内々十分たんのう治めくれ。身上第一不足無くてたんのうというは、心得ん。なれど人間事情、神の子供皆可愛い。人間事情の理に諭し置こう。幾名皆可愛い理であろう。難儀さそう、不自由さそう親は無い。道理上の理を以て改めばさんげ。どんな事をしても銘々こを堅く、一夜の間どうもならん。たんのう前生のさんげ、前々の事情どちらやろう。一日の日、理を尋ね、理を聞き分け。これまでの事情聞き分け。内々これで十分の理が治まりある。これ何ぼ日どんな事であったなあ。十分運びある。精神成る理もある、成らん事情もある。世上を見て世上一つの理が治まる。何でも身上不足、一つ何でも世上の理を聞き分けるなら、同じ子供、世上の理を見て、どんな理でも改められる。第一どちらへも心掛からぬよう。たゞ心に掛からぬように、運びくれるよう頼む。理があれば、理を聞き分けくれねばならん。多く寄り来る中なら、分からんから諭し置く。諭し合い、置く処から治まる。成らんとも言わん、成るとも言わん。どちらへも心掛かりの無きよう。前々心をいつ/\までも心を治めくれるよう。

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