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下和田長助三十四才(熊野国南牟婁郡和田村正心講周旋方)

さあ/\だん/\の席返し/\の席をして、一日の日は生涯。心一つの理を以て、一つ席。席順序一つの理は、よく聞き分け。生涯の理を諭そ。生涯の理を諭するには、難し事は一つも言わん。どうせこうせこれ言わん。言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。人間という身の内という、皆神のかしもの・かりもの、心一つ我がの理。心の理というは、日々常にどういう事情どういう理、幾重事情どんな理でも、日々に皆んな受け取る。受け取る中に、たゞ一つ自由という一つの理。自由という理は、何処にあるとは思うなよ。たゞめん/\精神一つの理にある。日々常に誠一つ。誠の心と言えば、一寸には弱いように皆思うなれど、誠より堅き長きものは無い。誠一つが天の理。天の理なれば、直ぐと受け取る直ぐと返すが一つの理。よく聞き分け。一名一人の心に誠一つの理があれば、内々という睦まじい一つの理が治まる。そら世界という、成程という、成程の者成程の人というが、常に誠一つの理で自由という。又一つ、これまで運ぶ尽す中、互い/\扶け合いは諭する理。人を救ける心というは、真の誠一つの理で救ける理が救かるという。又一つ、これまで運ぶ尽す一つの理は、内々めん/\事情理に治め。これより先永く事情に、たすけ一条のためこうのうの理を渡し置こ。さあ/\授きよう授きよう。あしきはらいたすけたまへ天理王命、と、これを三遍又三遍々々々三々々の理を授きよう。さあ/\しいかり受け取れ/\。

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