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増野正兵衞足だるみ胸痛むに付居所の伺

さあ/\何かの処、身の自由自在聞いて、ほんに成程という処分かる。めん/\尋ね聞く。ほんにかりものという事分かる。身の障り皆ある。早く/\急く。自由自在、一人もあちらへこちらへ、四方八方へ。今一時に、身の内ほんに身の障り、幾度ためし。これでこそいう事分かる。三日いう事出来る。知らねば身の障り、一時に揃え、一つ所に集まる。皆人数聞かす。こゝに一日二日三日のうち、あちらへこちらへも散らばらぬようして置かねばならん。めん/\人も定め心も定め。心所に定まらんから。

,又別の日伺
さあ/\身の障りの処、身の障り、何も思うでない。よう思案。どうこう思うじゃない。どんと心を落し着け。道は道、家内の処思案、どっと落し着け。怪しう思わず、思う心鎮め。

又、急き込み心急ぐ。じっと定め。家なる処結構。いかなるも家々処、定め治まらん。別々。先々一寸も思案要らん。急ぐ/\。同じ事くど/\言うて置く。何も隔ても、考えて諦め。
又、さあ/\何かの処一寸一度決まり、だん/\取り決まり、十分道早くにし治まる。一つなる急ぐ安心、一つには内々なる処にて、日々一応何でも所あり、身の内心澄まんから、片付ける所ちゃんと心に掛かる、身上掛かる。左程一寸所はちゃんと心残り無いよう片付けにゃならん。やれ/\日々置く。立ち難くゝて心に掛かってはどうもならん。一つ/\急ぐ処から、運びを付けねばならん。心に掛かるから身に掛かる。寝て目が醒めれば心に掛かる。心に掛かるのが神の邪魔になる。すっきり心に掛からんようにしたら安心であろう。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 心にかかるから、身上になる。寝て目がさめれば心にかかる。心にかかるのが、神の邪魔になる。すっきり心にかからんようにしたら安心であろう。という意味で、胸痛は心にかけず、神意に添うようにと指示しておられるのであろう。
【摘要】
胸は”胸の思い”等言うように、昔は心のあるところ、即ち精神作用の根源地と考えられていた。胸痛は、神意が治まらず、神意に添いきれず、案じ心を遣ったりして、不足する人間心をいましめていられるものが多い。一般に痛みは、不足の心のきつい場合に見せられるように思われる。

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