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山沢ひさ身上乳の出ぬ処、いかなる訳なるや伺

さあ/\一寸尋ねる処/\、尋ねにゃならん。どういう事/\、人間心々々々人間心、人間心は更に要らんよう。何かの処よう聞き分けくれ。第一やしきの住み方、世上住み方、めん/\心に掛かる処、世上の理があればぢば入り出る。人間心更に無き。出て来る/\。年々の理を以て一つの理が治まる処、元々一つの理があって一つの理という。人間心というは更に要らん。一つの理は年々治まる処、先々の理があろう。どういう事も聞き分け。たゞ/\楽しみ実々の理を楽しみ。世上にどういう理もある。世界からぢばは、ぢばには人間心は更に要らん。どうしように身上から理があれば、どうもならん。あれはどうじゃ、これはこうじゃ、人間心は要らん。分からん事情改め。いかなる理を元々聞いてある。日々の記したる処諭してある。それより又々事情以て事情改め。何にも小人一つ不自由与える理があろまい。よう聞き取って不自由難儀人間心。それから/\、洗い替え十分、元々となれば一時定めてあろ。治まりある。又々何でも分からんには、夜々一人の理を以て尋ねるという。
【説明】
山沢ひさ、本部員山沢為造夫人。 第一にお屋敷の住み方と世界並の住み方の違いが銘々の心に懸かるであろうが、世界並の理があれば、おぢばに出入りできないのであって、人間心が少しもない者がおぢばに出て来るのである。おぢばは年々つとめた理によって一つの理がおさまるところである。教祖ひながたの理があって一つの理というものがおさまるのであって、人間心というものはすこしもいらない。一つの理は年々におさまるものであろるから、年々理をおさめてゆけば、将来楽しみがあるであろう。 どんな理も以前から聞いているし、又日々の誌してあるところーこれという事情ーについては既にさとしてあるから、それにもとづいて、又々事情あらためよ。そうすればなにも子供に不自由を与える理がないであろう。よくききわけよ。不自由難儀するのは人間心があるからで、先ずそれから洗いかえれば、十分御守護がいただける。という意味で、乳の出ぬのは、子供を育てるについて、生活が楽でないため、つい不足する人間心を捨て去って、効能の理をつめ。ということを指示されたのであろう。
【摘要】
乳不足については、生活困難のために、親神様よりさずけていただいた子供の養育を不足せず、どんな中も、日々天の与えを喜んで効能の理を積んで通れ、ということさとしていられる。

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