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増野正兵衞借家も普請中に付、その出来るまで引越御許し願、それとも急に引越す方宜しきや、月を越えても宜しきや伺

さあ/\尋ねる。確かな事情治まり一つの事情、十分聞いて定まる。早く事情どういう処十分、暫くの間どうでも不自由々々々、不自由が日々のこうのう。諭し一つの事情、もう不自由々々々が日々のこうのう。十分こうとして心に安心聞かして心に治めさそう。治め何時なりと定めてくれるよう。何時こうと言えば何時なりと心置き無う。
【説明】
(1) 借家の普請の出来上がるのを待たず、いつでも引越ししようと思えばよろしい。増野氏は、年末に引っ越しは夜逃げしたと思われるから年明けてからにという夫人の反対もあったが、大晦日の日荷物をまとめて神戸を後にし、新年早々足達源四郎氏宅の離れを借り、母堂、夫人と三人でおぢばでの道一条の生活にはいった。入信以来七年目のことである。
【摘要】
生活水準の上昇に伴い、道一条の生活は一層困難であるという見方もある。しかし何といっても道一条の生活こそ、親神の度々の理に受け取って頂く道である。  これは全く、その人のいんねんによるのである。いかに反対であっても、旬が来たならば待ったなしに、そうならざるを得ないのである。  お道に財産をつくすことはいんねんを洗いかえるためである。その際反対に会い、また本人も不安に思うであろうが、そのために教祖のひながたが示されてあるのであり、教祖の理にもたれて通るならば、やがて闇夜が明けるような道に出ることが出来る。  いんねんならば、お道を通らなくても財産を失うようになるのであり、お道になったから財産を失ったというのではなく、失うべき旬が来たのでお道に手引きしていただいたと悟るべきである。  道一条を通る者は、 (1) いんねんの自覚とその洗いかえ (2) をやにもたれてをやのひながたをふむ (3) おさづけを取り次ぐ (4) だめの教えたるゆえんをよく治める (5) 将来を楽しむ ことが大切である。

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