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兵神分教会役員野本、松田の家類焼の御詫、且清水与之助左の肩つかえ居所の願

さあ/\/\/\、尋ねる事情尋ねにゃなろまい。これまで長らくの処、どうなる処も通り、長らくの道通し、よう/\理が治まり、一年経つや余儀無く理を運んだであろう、余儀無くの理を見たであろう。危なきの事情も通り、よく聞き分け。どんな事聞くも親、見るも親、世上は大きい一つの道、世上難しい中を運ぶ処、大抵の事ではあろまい。一時見た事情は何たる事と思うやろう。人間身の内一つの理を聞き分けて。長らくの道やあろまい。いんねん一つの理、先々こんな話、前々聞いたなあと言う日がある。心大丈夫に持って、一つ/\事情の理を以て定めてくれるよう。事情一つ/\話てくれるよう。
【説明】
清水与之助、兵神大教会初代会長。 どんなことを聞くのも、見るのも理の親のつとめである。世間は大きいが、一つの道(お道のこと)はより一層のものである。世間の反対攻撃が激しい中を運ぶことは、並大抵のことではないであろう。今一時見た事情は、どうした事と思うであろうが、身上かしもの・かりものの理を聞き分けて、成って来る理をたんのうして通れ。困難の道も長らくのことではないであろう。いんねんの理を心に治めよ。という意味で、左肩のつかえるのは、困難な事情に堪えしのべ、ということを指示されたのであろう。 \n\n (1) 類焼という事情を見るということは、何たることと思うやろう。しかし物はなくなっても、壮健な身体を借りていること(人命に被害のないこと)を喜ばねばならぬ。長らく苦労せよというのではない。いんねん一つの理を聞き分けてたんのうするなら、将来「こんな話、前々きいたなあ」というて話しの台にする日がくる。心丈夫に持ち、事情の上に現れている神意をもって心を定めるよう。
【摘要】
肩は荷物を担ぐところである。たとえ困難な事情があっても、それは成人の道すがらとさとり、将来を楽しんで、苦労を苦労とせず、自ら進んで重荷をたんのうして担え、とさとしていられることは、肩の役割と関連して、よく悟らせていただかなければならぬ。一言にして肩のさとしは、尽くし運ぶことー理の実行ーについてのものであると云えるであろう。これは、肩は物を担う処であることと関連して考えなければならぬと思う。尽くし運んですぐ御守護が見えればよいが、むしろすぐ御守護の現れないことが多い。それが将来への伏せ込みとなるのであるが、その時人間思案で迷うたり疑ったりしていずむ。そこを一段と尽くし運ぶところに、その人の真実があり、真におたすけいただく道が開かれるのである。 \n\n 火災に遭った場合 (1) 信心しているのに、なぜ火事に遭ったのかと思うであろうが、それは遁れることのできない前生いんねんの事情によるのである。「ふかき事情」「いろ/\続いた事情」「代々事情」によるのである。 (2) 物は焼けてなくなったが、人間身の内守護の理を聞き分けなければならない。 (3) 類焼の場合、類焼したということを心にかけるな。影にも思うな。 失火の場合も、誰が失態したかを皆の中でどうこう言うてはならぬ(すれ合いという連帯責任である)。どんな災難も元を知ることが大切。元を知れば安心である。 (4) 心を浚え、心を取り直し、鮮やかの理を治めよ。ふしから芽を出すのである。ふしに勇むのである。 (5) いつまでも、くよくよせず、これから先の事情を治める心を定めよ。後日の話の台になるような心を定めよ。 (6) 教会の火災は、名称の「理の台」とも言うべき事情である。 (7) 一つの道、一つの理を心に定めよ。情に流れて、すれ合ってはならぬ。順序を間違えるから怪我をするのである。 風害に遭った場合 (1) 一度のところは二度、二度のところは三度と、心を取り直して普請にかかれ。 盗難に遭った場合 (1) 盗んだ人を云々するより、こちらの心の事情を治めることが肝心。 (2) 盗まれた物品はほこりで、盗んだ人はごもく場で零れものを拾うようなもので身につかない。 (3) 警察に隠し包む必要はない。問題は盗難にあった理がわかればよい。 災害見舞について (1) 日々道の上につくしている信者を見舞ってやらねばならない。 (2) 直ちに尋ねてやるのが真実である。 (3) すぐに現地に到着できない場合は、電報ででも尋ねてやるように。

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