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増野道興夜泣き、又昼も機嫌悪しくに付伺

さあ/\尋ねる事情、小人々々尋ねる。どういう事であろう。どうか一つ、見れば一つ、どういう理である。一つの理が治まれば、やれ/\。一時どうなる一つの心、何よの多く事情、小人の事情、何で事情。やれ/\の理も治まり、小人の事情、小人から尋ね身上の処案じる事は要らん理であろう。一寸見ればどうなろう。前々諭し置いたる。案じる。こうなればどう成る。綺麗に一つの理を以て又々一日もなあ。よく聞き取ってくれねばならん。心にどんと定めてみよ。心いらってどういう事であろう。人間事情、一名一人諭し置いたる事情、どんな難しい処、年々の事情聞けば又この理で遁れ。成程と聞き取ってくれ
【説明】
増野道興、本部員増野正兵衛子息。 一寸見ればどうなるのであろうと、前から案じないようにとさとしておるのに案じる。こうなればどうなるという場合でも、きれいに一つの理(天の理)を心に治めて、又又一日もおこたることなく、よく心に聞き分けてくれなければならない。心にどんと定めてみよ。心がいらいらしてどういう事であろうというのはよくない。という意味で、子供の夜泣きは、親がいらいらせず、天の理にもとづいて、どんと心を定めよ。ということを指示されたのであろう。
【摘要】
子供の夜泣きは 子のよなきをもふ心ハちがうでな こがなくでなかみのくどきや    三 29 のお歌で示されるように、親神様のくどきであるが、その原因は (1)十分いんねんの理を理解せず、日々をたんのうして通れない。 (2)帰参する道の子に十分の満足をあたえることが出来ない。 (3)親が子供の将来を心配して、現在通らせていただく道を不足する。 (4)理にもとづいて、もう一段しっかりした心定めが出来ない。 こと等、成人のもどかしさについてである。

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