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増野正兵衞神戸へ帰る際鼻咳に付伺

さあ/\何かの処、俄に身の処不足、身の障りいかなると思う。一寸内々一寸思案早く身の障り、早く安心。内々遠く所だん/\通い、一段一つ事一段通い、だんだんどういう事聞き見る。三十日経てば三十日だけの道、どうか早く/\、心内なる処、十分諭して、今どう思えば、一年経てば一年道がある。長くない定めて先々内内定め。これから処、道せきが僅か年限経ち、年限経ち年明け月替わる。一段々々道あって心治まり付く。道の道通らねばならん。十分締まり、第一早く旬を見て安心さゝねばならん。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 お道の中のお道を通らなければならぬのであるから、十分心をひきしめ、早く旬を見て、家内の者を安心ささなければならぬという意味で、鼻咳は、早く家内の者を安心させよと指示していられるのであろう。
【摘要】
鼻に関するおさしづは多くないが、これを要約すると、先案じせずに、内々(家内)の者を安心させよ。早く理を治めよ。(鼻血)早く事情を治めよ(鼻汁)誠一つの理がつまるー通じないー解らない。(鼻つまり)不慮の事が起きるから用心せよ。(鼻先の障り)ということを指示されているように思われる。鼻は、腐敗しているかどうか予め臭いをかぎわけるところであり、また呼吸の出入口であることを考えると、先案じをしてはならぬ、理が通じないというさとしの意味が、よく解るであろう。鼻血、鼻汁は、早く治めねばならぬものであることを考えると、理を、事情を治めよいいうさとしの意味が納得されるであろう。不慮の出来事でぶつかるのは鼻先である。鼻先の障りが不慮の出来事についての予告であるのは、この意味においてであろう。

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