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増野正兵衞前身上障り御守護を蒙り申さず、尚だん/\重り熱強く食事味無きに付願

さあ/\だん/\の事情、内々の事情、一時尋ねる処、長らえて/\、内々どういうものであろう尋ねる。どれだけ何がさんげ、日々の処どういう事である。一つ事情、まあ一名そら一名どういう事である。何たる事であろう。よく/\なか/\の道を尽し運び、重々尽し運ぶ処受け取る。内々どういうさんげなく事情聞き分け。日々の事情分かろうまい。身上不足なれば何も思わん。身の不足がさんげ分からん、分からんなり内々の事情を運び難ない。事情楽しみの事情が無い。身上不足なって楽しみが無いと思う。心に事情を治めて、早くたんのう早く事情、これまで古き古き事情諭してある。難しい処もだん/\遁れて来て、楽しみの事情内々同じ、内々心は日々が第一、何もよう思案して運んで尽して、楽々心に持って運ぶである。あちら不足こちら不足、どんな一つ十分事情通りた事情、先々心に尽して聞いた事情、ほのかの事情ある。聞いた事情早く治め。事情は世界を見てたんのう。知らず知らずたんのう聞き取ってくれるよう。事情は案じ無きようたんのうしてくれ。

同時、増野正兵衞心に掛かりますのは、いとに心を治めるよう伝えましても、神戸へ一度帰りたく申しますが、帰ります事の御許し願
さあ/\心治まり付かん。何も治まり付かんであろうまい。理が治まらねば身の障りと言わん。よう事情、遊びに一寸もう暫くという心は更々持たずして、皆兄弟の中の理を諭さにゃならん。一寸遊び、心に理が晴れん。一寸気休み/\、一寸遊び、いつ/\それに深き心は更々無くして、よう事情聞き分けにゃならん。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 これまで、以前からさとしているように、心に事情を治めて、早くたんのうせよ。むつかしい処も、段々にのがれて来て、楽しみの事情を見せてもらっている。家内の者が同じ心になって日々暮らすのが第一大切である。何事もよく思案して、運び尽くすのに、心に退屈なく勇んで運ぶことが大切である。あちら不足こちら不足することなく、どんな事情も十分心に治めて通れ。以前に心配して聞いた事情で、はっきりしていない事情があるが、聞いた事情は早く治めよ。という意味で、熱強いのは家内が同じ心にならず、すれ合ってはならぬ。ということを指示されたのであろう。
【摘要】
熱については、物体の摩擦から発熱するように、心の摩擦から、身上に発熱するという理をさとされている。そもそもの理即ち、各自が勝手の心を遣い、一手一つに治まらない理ー仲違いの理ーが発熱となる。よく談じ合い、一手一つになることが発熱を御守護いただく元である。また因縁の自覚が足らず、因縁の理に逆ろうて不足することも、発熱病の元となる。発熱の場合は、各自がたんのうし、またそれぞれがたんのうし合うということが、特に大切であろう。

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