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山沢サヨ身上の障り願

さあ/\どういう事、こういう事、身の処心得ん。どういう事であった、一時どういう事に思う、違う一つの理話さにゃならん、聞かさにゃならん。事情は世界という。多くの中であって事情は刻限という。刻限と思うなれど、どんと一つの理計り難ない。前々話掛けたる刻限の理違わんなれど、取りよ/\の理で違わす。人の道理を立てる。鏡やしき庄屋敷、人間の事情以て運べば、鏡やしき庄屋敷とは言えまい。それ/\の伝えだん/\それ/\事情運び掛ける。

押して、刻限とは古き御方のおさづけ順席の事でありますか願
さあ/\事情古き/\と諭したる。これよう聞き分け。早くに運べば今一時に以て分からん。どんな道具も同じ事である。どんな働きするにも道具揃わねば仕事は出来ん。人間心は一つは立つ。どんな事出けるも元々聞き分け。さあ、よう分かるように諭そう。筆に記し置け。さあ、どんな事するも道具の理によって出ける。畳の上で事情取れるようになったは、元々あって万事の事出けるように成ったものや。元々無しに畳の上にて事情運べるとは言わさんで、言わんで。この理をよく聞き分けてくれ。

古き御方に心定めの御話一二度致しまして、その上おさづけ順序運ばして貰いましたら宜しうござりますか、押して願
さあ/\理を話掛けば理を尋ねる。尋ねば理を諭そう。どんな者も道具一つの理という。楽しみの理はさゝにゃならん。新しい道具はいつ/\まで。古き者は楽しみの理無うては何をしたのぞいなと言う。何をしたのぞいなと言う事ではどうもならん。楽しみの事情に理を渡さにゃならん。

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