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二十九日午後八時、寺田城之助迎い取り、同人の心を運んでの御話

頼む/\。さあ/\/\/\、心を失うて語るに語り難くい。さあ/\だん/\長らくの世話になりて、余儀無くの理で、一寸暫くの処出更えた。皆んな長らえていつ/\までの心を思えど、余儀無くもう/\どうでもこうでも七箇年の間、どんな事も今日こんな事になって行きともない。あゝ嫌じゃと思えば、心が間違う。長い処一つ若けば頼む/\。さあ/\どちらに立っても今の処、三年の間一つの事情、尽した処の道、互い/\の処、それ/\の処の事情、願う、頼む。もうつい三年経ったら直きに戻らす。何処とも言えん。一寸にはもう皆々の処へはどうも済まん。いつ/\も厄介。どちらの両親頼む。どうしたこうした思わせん。一事の理だけ頼む。一日の日というは何たる日であったぞいなあ、と頼むとばかりの理や。
【説明】
(1) 寺田城之助氏 網島分教会初代会長。 (2) 長く世話になっていたけれども、余儀なく親神のはからいによって出直した。皆は長く、いつまでもいてもらいたいと心に思っているけれども、これはどうでもこうでも余儀ないことである。出直すときになって行きたくない、いやだと思うと心が間違う。長い所を若くして出直したのであるが、よく了得してもらいたい。今のところ三年の間、つくしたところは受け取ってあるから、互いにこの事情を了得して、この道を通ってもらいたい。三年経てばすぐに戻らせる。
【摘要】
(1) 出直しはすべて、その人のいんねんに基づいて、親神のなさることである。出直してもまた、この世に生まれかわらせていただくのであるから、この事情を一つのふしとして神意を悟り、よくそれを心に治め、たんのうして勇んで通ることが大切である。 (2) 親神は早く出直すところを、その人の心定めに応じて、引き伸ばしてくださったり、また身代わりの出直しをさせてくださることがある。いずれも親神の守護によるものである。 (3) 出直しという事情に際しては、お互いに淋しい思いをさせず、皆が心を寄せ合い、たすけ合っていくことが大切である。 (4) このお道は将来末代の理であるから、どんな難儀不自由の中も、将来を楽しんで勇んで通っていくことが肝要である。

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