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真之亮よりの思召を以て、八九人懇親会研究に付御願

さあ/\いかなる処、どうせこうせは言わん。時談々々、時談はすうきり要らん/\/\/\で。心次第の道を知らんか。どんな者でも、道に譬えて一つ事を聞き分け。さあ/\一分一厘の理を、よう聞き分け。最初拵えた道具は、どういう道具で、拵えた道具や。神がちゃんと見分けて、一つのあたゑを渡してある。今の楽しみ、先の細道。今の細道、先の楽しみ。先の道を見て居るがよい。どういう道や、よう聞き分け。五人七人十人はどういう心、いかなる定め、十分定め。成程という理であろう。よう聞き分け。難学やで。人間心要らん/\。神一条でさい取り決まられん今の道や。自由自在だん/\説き聞く/\。内にもある、外にもある。いかなる理と思うか。どんな思やん幾重々々、一つの実を定め。一人でも何人でも同じ事。こうしたらよかろうか、何にも要らん/\で。一人は一人の心定め、百人千人万人でも同じ事やで。
【説明】
(1) この道は心一つの道であるから、どのような場合にも根本の理を求めることを忘れてしまい、その時々の問題に心を奪われた議論ばかりに走るようなことが合ってはならない。 (2) 人間思案からすれば、いろいろな考え方が出てくるであろうから、大切なことは何よりも、神一条の心を定めることである。それさえ定まれば、いくら多くの者が寄っても一つに治まるので、あれこれの議論はいらない。一人々々がしっかり神一条を定めることが大切であって、これは百人、千人、万人寄っても同じことである。
【摘要】
青年会の創立に当たっては、婦人会の場合のように直接、その設立を促された明確なおさしづはない。しかし青年の育成に寄せられる親神の親心は、おさしづ全巻にわたり随所に拝することができる。 (1) 若い者は、ややもすると目先の問題のみに捉われた議論に走りがちであるが、どこまでも教理の根本を求め、心に治めることが肝要である。 (2) 若い者を育てるについては、形や体裁でしばるのではなく、真実の心をつくして育てなければならない。その真実に導かれ、若者は大きく育ってくるのである。 (3) 時代の波にのみ流されることなく、先輩の通って来た道すがらを台として導くことが肝心である。

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