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増野正兵衞東京より帰途伊勢参宮の際身上障り、又正兵衞不在中同日道興煙管にて口を突き水を飲まず身上に付願

さあ/\身上々々、小人一つの事情、めん/\それ/\事情尋ねる。遠くの所、事情は重々運び、事情一つめん/\内々事情はどうであろう、事情無ければ尋ねんやろう。事情は大抵は事情治まる。遠く所離れた所に事情、一つ年が取れたる事情、安心事情早くに運び、思う思わさんまでの事であろう。一つの事情治めて、何時なりと治めてやらねばならん。許す/\。理は心に治め。気の安心なる事情、早く運んでやるがよい。

押して、遠く事情とお聞かせに預りしは春野の事でありますか願
さあ/\何かの事情、それ/\話、放って置けば日々の事情忘れられん。遠く所は安心。とんと思わいでもだんない事情、思い出すによって、事情早く運んで。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 春野家は夫人の里。 内々(家内)の事情はどうであろう。事情は大抵治まっていると思っているであろうが、遠く離れたところに治まらない事情がある。遠方にいる年寄りが安心するように早く事情を運べという意味で、子供が煙管で口を突き水を飲まないのは、遠い処にいる夫人の里の親を安心させて、内々(家内及び親族)を治めよと指示されたのであろう。正兵衛夫人糸女は大変気性の勝った方であった由
【摘要】
『口』については、内々(家内、親類、教内、おぢばに勤める者)が良く談じ合って治めるようにというおさとしが多い。口は、物をいうところであり、且つ飲食物を体内におさめる入口であることを思案すれば、良く談じ合って、内々治めよというおさとしの意味が納得されるであろう。

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