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山沢為造声がかすりて身上障りに付事情願

さあ/\尋ねる処/\、日々に事情に、一寸の事情は何でもあろうまい。身上事情どういうものと思うやろう。身上案じる事は要らん。日々の処であろうまい、月々の処であろうまい。何かの事情聞き取って、めん/\も治まって治まらん。だんだん小人という。どういうものと思うやろう。よう事情聞き分け。めん/\一つの理やあろうまい。一代二代だん/\という一つの理、結構と思うて居る、有難いと思うて居る中に、小人の事情、夜も泣く昼も泣く。何で泣くと思う。一度尋ねてみようと思えど、日々の日に遅れ、よう諭さにゃならん。小人が泣くやない。何か万事早く事情諭したい。何程泣く、何で泣くと思う。これより一つの内々一つ/\早く悟れ。万事一つの理には、一つの理はあろうまい。子の夜泣き昼も泣く。いかなるもたんのう、年々に一人又一人又一人、二三年の間ならばと思う。内々もよく聞き分け。よう帰って来た/\と言うて、先々の処楽しみの理、先々の処は何程の事情とも思わずして、今の一時の処ばかり思う。たんのう一つの理が治まれば、子の夜泣きは無い。めん/\身上も速やかという。早く事情を諭さにゃならん。悟らにゃならん。
【説明】
山沢為造、本部員。 毎年一人また一人また一人と子供が生まれるので二三年をおいて生まれるのなら良いのにと思うて不足をするが、それはよくない。生まれる子供は祖先が帰って来たというて喜べ。それは将来楽しみの理となる。将来は、どれほど結構になることとも思わず、今一時のところばかり思うて不足するが、たんのうの理がおさまれば、子供の夜泣きはないし、めいめいの身上もよくなる。という意味で、声のかすれるのは不足せず、たんのうの理を治めよと指示されたのであろう。
【摘要】
声かすりについてはおさしづ(神の声)を軽く取り扱わず、-無視することなくー十分傾聴せよ。不足せず、たんのうの心を治めよ、という意味にさとされている。声かすりについては、本席様の御身上に関しての伺いが多い。この場合は、おさしづを無視するな、おさしづに基づいて治めよ、と積極的にさとしていられる。註、我々の身上さとしは、我々へのおさとしであるが、本席様の身上さとしは、本席様へのおさとしではなく、我々へのおさとしである点に注意を要する。

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