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増野いと右の手痛み俄かに腫物出来しに付伺

さあ/\尋ねる、身上一条から尋ねる。どういう事であろうと思う。何か違うてある。何が間違うてあると思案は要らん。前々から諭してある。尋ねる事情から、事情気に掛かる。治まろうまい。内々と言えば遠く隔つ。何でも治まり事情急ぐ。身の障り付いて不思議と思う。事情は早くに一つ心を定め。つい/\ではどうもならん。余儀無く事情、一つ急ぐから、つい/\追々の事情にしては、こんな事と思わんならん。内々という、遠く内々よく聞き分け。これという、身に障りあってこうであったと話伝え、十分の理も治まる。めん/\もどうむならん、言い/\通ればいかなるもどうしようこうしよう要らん。早く治めてくれるよう。めん/\事情彼処からもどう、寄せてある事情払わにゃならん。真実中なら事情知らし置くによって。

押して、早くという事情は左官高見宇市の縁談の事でありますや
さあ/\違うで/\/\、それは違うで。内々と言うてある。遠く/\と言うてある。しっかりと定めて、違うてはどうもならん。遠く心に掛かる。掛かる理というは、早くに治めて、遥々あちら/\と言うて、年を取れたる者にも、早く十分安心さして、治めてやらねばならん。
【説明】
増野糸、本部員増野正兵衛夫人。 家内といっても、遠くへだたっているが、なんでも事情を早くおさめなかればならない。(おぢばと神戸と家族がはなればなれになっているが、早くおぢばへ住みこめという意味)身上の障りをいただいて不思議と思うであろうが、それは事情(おぢば住込みのこと)を早く家内中が一つ心を定めて実行することを親神様がせいていられるからで、追いのばしにしてはならない。どうでも急いでかからなければならぬことを追いのばしにしていては、こんな事と思わなければならぬことが出来て来る。という意味で、はれものが出来たのは、成って来る理を不足に思わず、早く一つ心を定めて実行せよ。ということを指示していられるのであろう。
【摘要】
腫れ物については、「ふくれる」という症状との関連からであろう。「ふくれつら」をしてはならない。即ち不足をしてはならない。ということを戒めていられる。腫物は、皮膚がはれ、やがて破れるものであって、くにさづちのみことの守護(皮つなぎ、金銭、縁談、万つなぎの守護)が切れることである。”不足は切る理”というお言葉と一緒に思案さしていただくと、よく了解されるであろう。不足は結局自我をつっぱりすぎるからで、皮膚の病の場合は、月よみのみことの守護(骨つっぱり、万つっぱりの守護)を照らし合わして思案さしていただくことが大切であろう。

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