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天野善七娘タミツル十九才縁談願(郡山分教会理事娘)

さあ/\縁談一条の事情尋ね出る/\。いかなるも尋ね出る。縁談一条の事情さしづしよう。先ず/\心と心の見合いという、不思議々々々という、人間の事情という。道一条の理を聞いて成程の理世界の理もあろ。人間心の理もあろう。治まれば、いつ/\までの治まりと言う。互い/\の心治まれば一つの治まり。道無き処は道は無い。掛かりという、掛かりという道々の理がありて今日の日と言う。皆々これこれと思えば、順々の理を以て治まりと言う。年限の理がある。これ/\と思う。今日の日と言う。心と心の理が合えば、生涯と言う。さしづ聞いて今の日と言う。それはいかんこれはいかんとは言わん。互い/\の心あれば、思うように成る。これだけのさしづして置こう。
【説明】
お互いの心と心が寄り合い、つながり合うことが大切であり、それが生涯の縁である。ただいまの問題で、親神の方から「それはいけない」とか「これはできない」などというようなことは言わない。両方にその心がありさえすれば、思い通りに事は成る。
【摘要】
(1) 縁談には何よりも二人の心と心が寄り合い、通い合っていることが大切である。 (2) 神の理に基づいて事を決め、それを生涯末代までもと思い定めてかかることが肝要である。 (3) 縁談とはいんねんあって結ばれるものである。だから互いに心を寄せ合い、つなぎ合って、将来いつまでも治まっていくもと(基礎)をつくるべきである。 (4) 本人同士は言うまでもなく、双方の親をはじめ、みんなが十分に納得し「やれ嬉しい」という喜びの心の理が合っていることが大事である。そうしてこそ、その縁談は十分なまとまりを見ることができる。 (5) 人間思案の義理や都合から判断して、事を運んではならない。重要なのは互いに、真実の心を結び合うことであって形ではない。 (6) 自ら心治まっているのならば、独身であっても何ら差し支えはない。

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