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村田長平気の間違いに付願

さあ/\尋ねる事情、尋ねる理、万事いかなる理分かるまい。よう事情聞き取って、皆事情聞き取って、それ/\心一ついかなる理である。一時の理になる。それ/\思うに何故どうである。人間心一度一つの理、万人の中、一人の世界中の事なら、分かって分かろまい。一つにはぢばと言うて入り治めくれ。一人の心、いかなる心、それ/\とんと計り難ない。一人の道、一人の一人一つの理、善き事分かれば明らかなら、何言う事あろまい。曇り皆心に掛かる。日々常々の心に掛かる。分からん日を通り、見許し/\、理の積もり日々通れん、越せん。日々という。何も言うて聞き取って分からん/\。心にたんのう治め。これ事情諭して置く。一時治まり方なれど、日が来るまでは治まりゃせん。それ/\理を一時を養い、未だ/\一寸に治まらん。何でも彼でも理で押して了わんにゃならん。

事情押しての願
さあ/\十分理で攻め切り。すっきり間違いやで。間違い/\、憑きもの化けもの、心の理が化けるで。一つの理はどうもならん。あんな人何故なる。人間一つの理を持って生まれる。一日々々一日事情一つのふに天より遁れられん。よう聞き分けてくど/\心の間違い、一時なったと思わんよう。憑きもの化けもの一つ心理を障る神は無い。心の理後へ/\戻る。これでよう聞き分けてくれねばならん。
【説明】
村田長平氏は身上の御守護いただけず、終に出直されるのであるが、このような場合の研究事例として挙げる。前後のおさしづを一貫して通読されたい。本人の身上さとしと共に、周囲の人々の心得がよく指示されている。 理が解らん日を通って来たが、今日まで見許して来た。その理がつもり終に通れん越せんというようになった。日々何と云っても素直に聞き取って、解らん/\と云わず、心にたんのうを治めよ。この事情をさとしておく。日が来るまで当分の間治まらない。今一時の処は、各自理を養うことが大切で、まだまだ一寸に治まらない。なんでもかでも理で押してしまわなけれなばらない。 十分理でせめきることが大切である。すっきり間違いである。間違い間違い。つきもの化け物というのも心の理が化けるのであるという意味で、気の間違いは理の取り違いをしてはならぬということを指示されたのであろう。而して理の取り違いはたんのうの心が治まらないからであろう。”十分理でせめきり”というお言葉をよく思案する必要がある。あとのおさしづと関連してくる。
【摘要】
気の間違いについては、前生因縁の自覚が不十分のため、理の受け取り方を間違うためであると思われる。因縁を自覚し、たんのうの心を治め、理一條に徹する(十分理でせめきる)ことが御守護をいただく道であろう。

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