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山沢ひさ乳の事に付事情願

さあ/\尋ねる処/\、身上事情はこれ一時案じ無き一つ理、又一つあたゑという。どういう事であろう。一時の処案じるような事案じるなれど、あたゑという理聞き分け。何名の中、又楽しみ/\なれど、先々の処にて、皆一つ重々の理、どうなりこうなり小人大切理/\。大切と言えば、どういう事であろうと思う。思うよう成らんという処聞き分け。何時なりとあたゑ自由と言うたるで。成らん処自由と言うたるで。これ一つ定めてみよ。
【説明】
身上のお手入れは、今一時案じてはならぬという理によるのである。子供が沢山あるのに、又さずけてもらうのはどういうことであろうと、今一時人間思案から当然案じるようなことを案じてはいるが、将来結構になるという理をききわけよ。沢山子供がある中に、子供のさずかることは楽しみであるが、養育が大変であると不足に思うであろう。しかし、どうなりこうなりして、小人を大切に育てることが理である。何時でも心次第で天の与えは自由というてある。ならん処でも自由というてあるで。という意味で、乳の御守護を十分にいただけないのは、さずけていただいた子供を大切にせよ。ということを指示されたのであろう。
【摘要】
乳不足については、生活困難のために、親神様よりさずけていただいた子供の養育を不足せず、どんな中も、日々天の与えを喜んで効能の理を積んで通れ、ということさとしていられる。

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