おさしず検索


前川菊太郎結婚の盃の際御話

この度は待ち兼ねた/\。長らく/\。一寸筆々。さあ/\やれ/\、待ち兼ねて待ち兼ねてもう待って/\これまで重々。山々古き事これまで聞いて居れど、後々見て一つ日この処、よもや/\の道は分からん。どう成るもいんねん以て引き寄せる。年が何年経とうが、日が遅れようが、話通り伝えた通り見せにゃならん。結ばにゃならん。皆結び一つ/\心を寄せて改めば、一つは理を積む、理を集める。行く/\長く楽しみ。楽しむよう/\一つ始まり、二つ始まり、又一つ後暫く長い間じゃ。道を見せて急ぐ心、これから急く心、今までよう/\やれ/\ウヽヽヽヽ。
【説明】
(1) 何事についてもいんねんから引き寄せてなっているものである。何年経とうが、たとえことが遅れたとしても、おや(教祖)が話した通りにしなければならない。そうした縁を結ばなければならない。ここで仕切って心を寄せあい、神の理に添った通り方をするならば、行く末長く楽しみを見ることができるであろう。
【摘要】
(1) 縁談には何よりも二人の心と心が寄り合い、通い合っていることが大切である。 (2) 神の理に基づいて事を決め、それを生涯末代までもと思い定めてかかることが肝要である。 (3) 縁談とはいんねんあって結ばれるものである。だから互いに心を寄せ合い、つなぎ合って、将来いつまでも治まっていくもと(基礎)をつくるべきである。 (4) 本人同士は言うまでもなく、双方の親をはじめ、みんなが十分に納得し「やれ嬉しい」という喜びの心の理が合っていることが大事である。そうしてこそ、その縁談は十分なまとまりを見ることができる。 (5) 人間思案の義理や都合から判断して、事を運んではならない。重要なのは互いに、真実の心を結び合うことであって形ではない。 (6) 自ら心治まっているのならば、独身であっても何ら差し支えはない。

TOP


お道のツール