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刻限話

さあ/\これ/\、何を尋ね掛けようと言うて、一日と何を尋ねる事ばかり。一寸どんな事尋ねても、刻限という理を知らしたる。詳しい/\刻限、身の内苦しんで居る処を見て尋ねるは、辛度の上に辛度を掛けるようなもの。刻限という事情納して置いて、人間心で、何にもならん事に目をほし、あゝ目がくたぶれた。何にもならん。刻限事情一寸も違わん。刻限納して了い、刻限見遁し聞き遁し、子供のする事が、をやは今まで見て居た聞いて居た。なれど、人間心の理が栄える。それでは見て居られん。刻限を台として始めた道、一名ともいう二名ともいう、又それ/\ともいう。刻限をよう思やんせよ。それを納して置いて何も尋ねる事要らん。日々出入り苦しんだ理で、何処へ行こうが、結構な道が一寸付けてある。一つの理を互い互い聞き分けるなら、自由という。これ聞き分けにゃならん。前々刻限どういう事であった。これ事情聞き分け。十分の道九分までの道に連れて上りた。もう一だんえらい難し道が通り掛けて居る。めん/\こうせにゃならん、どうせにゃならん、皆談じ合うた処が何にもならん。刻限の理を外すなら尽すまでや。ワアヽヽヽヽ、さあ/\どれだけえらい剛気、豪傑、力が強いと言うたとて、入るや否や、一寸は連れて通る。めん/\心で押してみよ、突いてみよ、たかってみよ、触ってみよ。どれだけの者でも、身の内かりものという真が分からねばどうもならん。一寸は連れて通るなれど、是非々々の事情、何たる事とはさら/\思うな。これを見て思やんせねばなろまい。

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