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梅谷四郎兵衞唇腫れしに付願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に事情が心得ん。いかなると尋ねる処、事情と言うてだん/\の事情、これまで事情、幾重事情集まりたる。前々より大望、大層なる事情運び、一日恙無く治まりたる。又候余儀無く事情。出越す処よう聞き分け。どういう理聞き分けるなら、一時道あちらこちら心という。なれど、だん/\の道という。いかなる運び方、これまで多くの中通りある。多くの中通りあろう。万事聞き分け治めてくれにゃならん。微かの話は、微かな話、一寸いかなる理治まりは暫く事情、これまでだん/\話取り混じり、どんな理でもさしづの理より事情という。さしづは間違わん。難しい処でもさしづ以て通れば、一つ/\治まる。又めん/\一つ理、内々の事情心に掛かり、世上しんを心に掛かる処、一時暫く心落し、じいと日々勤めるよう、勤まるよう。よう聞き分け。内々は万事それ/\に委せ。しいかり聞き分けて置かんならん。

押して、分教会の一月節会の処委せて、四郎兵衞本部へ置かして貰いますの願
さあ/\あちらにも一つ理、こちらにも一つ理、理は同じ理事情なれど、所事情待つという、又一日の日という。一日の日だけ許し置くによって、一日勤めて又直ぐ。万事委せて置いて、皆の者へ、御苦労であった、あゝ御苦労でありたと言うて、たんのうという。これよく聞き分けてくれるよう。

一月五日の日だけ帰らせて貰いますと願
さあ/\一日だけ事情、一日だけ悠っくりと皆の者へたんのうさして、あゝ御苦労であったと述べば、皆心勇んでたんのうという。よう聞き分け。
【説明】
梅谷四郎兵衛、船場大教会初代会長。 内々(教会内)の事情や世上のことが心にかかるであろうが、今一時心を落として、日々本部でつとめるよう、つとまるようにせよ、内々の事は万事、それぞれの役員に任せよという意味で、唇が腫れたのは内々(教会の役員)を満足させて、教会の内部を治めよと指示されたのであろう。このおさしづには直教会長であって、本部の重要な役をつとめる者の心得がよくしるされている。梅谷四郎兵衛氏は大変厳格な方であった由。
【摘要】
『口』については、内々(家内、親類、教内、おぢばに勤める者)が良く談じ合って治めるようにというおさとしが多い。口は、物をいうところであり、且つ飲食物を体内におさめる入口であることを思案すれば、良く談じ合って、内々治めよというおさとしの意味が納得されるであろう。

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