おさしず検索


増田甚七腫物の願

さあ/\尋ねる事情/\、事情はこれ尋ねる。身の処にて一寸不足なりて、事情いかなる事、大抵分かるであろう。これまで何度替わり/\諭したる。今一時こうと思う処、こうせにゃならん、どうせにゃならん、と心に治まりてありてどうも治まろまい。身上事情ありて又候心で思う。よう聞き分け。難しいようなもの、難しい中であろ。内々よう聞き分けにゃ分かり難ない。これまで何度諭したる。又他に諭すであろ。生まれ更わり同じ理/\、更わりの更わり又更わり事情という。思うよう行かん、行かんがこれ事情。これ聞き分けにゃならん。一時の処は大抵な道、難しい道、通りてやれ/\と思えば又内々これ思う。思うは理やなれど、取り替え。よう聞き分けにゃならん。いう/\まで同じ理なら、何も思う事要らん、案じる事要らん。一つ理変われば案じる。案じるは理。よう聞き分け。深き案じの中に、日の成る日と成らん日と立て兼ねる日と、一時の処さぁぱりと成らん。一寸出掛けの処、よう聞き分けば分からんやない。いつ/\まで一つの理では楽しみ無い。一年一日一年百年も同じ理諭そ。さあ身上不足ありては楽しみ無い。これ聞き分け。一つは成らん中通り来たる。これまでいんねん、これから先いんねん。これ聞き分け。案じる事要らん。案じの理から案じる事要らんと更に諭せん。これしっかり聞き分けてくれるよう。
【説明】
(1) 増田甚七氏 郡山大教会二代会長。 (2) 前生のいんねんから思うようにいかない事情もあろうが、生まれ更わりの理を悟って通るなら、何も案じることはいらない。
【摘要】
(1) 人間は、この世に今まで幾度となく、生まれ更わり出更わりして来ているもので、前生のいんねんを自覚することが大切である。 (2) 自分の身上にあらわされていることを見、あるいはまた世上の人々の姿を見て、前生のいんねんをさんげしたんのうの心を治めて通ることが大切である。 (3) この世に生まれかわってくるのも、親神の守護による、誰が誰の生まれ更わりであるかは親神のみが、すべてご存知である。お知らせいただいているところから、親戚または身近なところに生まれかわってくるものと悟らしていただくことができる。 (4) 人間は生まれ更わりによって、この世に永遠に生かしていただくことができる。ここに末代かけての信仰の有難さと喜びを味あわせていただくことができる。

TOP


お道のツール