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本部会議に上分教会、支教会、出張所、布教事務取扱所等、等級相定め右事情申し上げ願

さあ/\一時取り締まりた処、一つ理尋ねる処、事情は随分それ/\の理、中に一つ事情理を一時事情、それ/\談じたる処、一つ大切見たる処、一つ随分それ/\談示々々と諭したる。談示一つ理から尋ねる事情からならば、どんな事でも治まる。尋ねて来る事情にて受け取って、それ/\理、さあ/\暫く事情治め掛けてくれるがよい。

本部会議に上分教会、支教会、出張所、布教事務取扱所等、等級相定め右事情申し上げ願
山名部内益津支教会所新築間口九間奥行八間の願

さあ/\尋ねる事情/\、事情は許し置こう/\。又一つそれ/\心事情理に一つ心だけの理は許し置こう。強き事/\広き事/\事情は許し置こう。
【説明】
(1) 明治二十五年三月に分・支教会の下に出張所を置く制度が設けられ、更に同年九月出張所の下に布教事務取扱所が新たに置かれるようになったが、明治二十六年二月二十日次のような教会設置制度が設けられ、この制度について伺ったおさしづ。分教会ー信徒二千戸以上、改祭者三百六十戸以上、教導職六十人以上。支教会信徒六百戸以上、改祭者百二十戸以上、教導職二十人以上。出張所ー信徒三百戸以上、改祭者六十戸以上、教導職十人以上。布教事務取扱所ー信徒百五十戸以上、改祭者三十以上、教導職五人以上(「高安大教会史・上巻」245頁参照)。 (2) 談じ合って一つの理に治まった上から尋ねる事情ならば、どんなことでも治まるから、談じ合ったように事情を治めかけてくれるがよい。
【摘要】
本項では明治二十六年に定められた①教会等級制と、②教区の設置の問題を取り扱った。その要約は次のごとくである。 ①(1)談じ合って一つの理に治まるのが肝心であるから、そのように治めるよう。 (2)この道は何もないところから始めかけられた道である。その上にたって皆が談じ合い、心を揃えて決定することであるから、他がどうのこうのと心を捉われたり、また、ほかと相談したりする必要はない。 ②(1)修理肥は非常に大切なことで、どうでもしなければならないことである。その修理肥の上から全国に教区を置くことは必要である。 (2)教区の責任をもつものは、わが身勝手な心を使ってはいけない。これはぢばから許しを戴いて、その任に当たるのである。  (3)教区へ出向くものは、先々の話を聞くにも、また話を聞かすにも皆に満足を与えてやらねばならない。そして道の者は皆、兄弟中の兄弟であるという理を流さねばならない。

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