おさしず検索


分支教会長会議の上将来は綿服に改め、政府製艦費に一万円献金願

さあ/\だん/\事情以て尋ねる。いかなるも尋ねるであろ。又一つにはどういう事も万事日々という。一つ/\の事情というは、これまで聞いた処より始まりた。艱難苦労諭する。年限事情諭せば一つの理は治まる。事情と言うであろ。まあ/\思う/\だけは通れようまい。なれば心だけは受け取る。その場は受け取るなれど、後々皆心という理がある。いつ/\生涯理に定めるなら、又々どんな道あるとも、治まるとも分からん。万事の処を聞いて艱難の道を諭するなら、艱難の道を通らねば諭しようまい。これ一つの事情しっかり聞き分け。一時尋ねる思わくの処、一日の日に受け取る。これ一つよく聞き分けてくれるよう。

押して願(一万円製艦費として納める願)
さあ/\それはどうとも言わん。言うた処が理が集まらねば仇となる。言うまでや。心に一つ年限持ってと言う。その場の心であって後々というは、さしづは出来ん。めん/\心の理にある。これ一つよく聞き分けてくれ。
【説明】
(1) 明治二十六年二月二十八日中山本部長より6カ年間に製艦費として金一万献上の旨願い出られるについて、直轄教会長を集めて会議を開き、今後綿服に改め諸事節倹するよう決議せられた。 (2) 献金するというが、ただ、したらよいと思うだけでは通れないであろう。しかし献金しようという心は受け取る。今は皆がその気持ちでいるが、何カ年ともなると皆の心が問題である。いつまでも生涯その精神を定めるなら、また、どんな道があるとも、治まるともそれはわからん。 (3) 製艦費として献金することについては、どうこう言わない。無理に言うたところが、皆の心が集まらねば折角の志も仇となる。綿服に改めて献金するというが、それは言うだけのことであって、将来まで年限重ねて、その心でいけというのは無理である。今はその心であっても将来まで、その心でいけというさしづはできない。それは各人の心にあることである。
【摘要】
寄付についておさしづでは、軍資金の献金と神道本局への寄付の二つについて述べられているが、両者は、かなり性質の違ったものである。  前者については「どうとも言わん」と仰せになり、道の理の上からは「些かの理」であり、世上へちょっと愛想をするようなものであると仰せられている。  後者については、本教がその教団の成立過程にあって、やむなく一時神道の傘下に籍を置いたのであるから、おさしづでは、これは他の事情ではない、内々の事情と思わねばならぬと仰せられ、差し出がましいことは控えねばならないが、よく真相を聞いて治めるがよいと仰せられている。  寄付について、その他のおさしづからうかがえることは、次の通り ○献金は皆揃うた一手一つの心に任す。 ○献金の名義は世間で一々細かく名前を出すが、道の上では欲を忘れ、心から献金しているはずであるから、代表名でよい。 ○みんなで談じ合いすれば、皆の心が集まって、どんなこともできる。

TOP


お道のツール