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刻限

さあ/\未だ/\一寸一時、未だどうであろうと思うて居る。さあ/\十分息の通うたる間一つ、さあ/\今までは日々たんのうして暮らした。何も思わくは無い。息の通うたる間、一つ話し置く、一つ頼むという事頼む。これから先々皆どんな事も、談じ合うてくれるよう。これから一寸向こうへどうしようこうしよう要らん。いつ/\まで頼まれた事、十分たんのう/\、一時の処語る語られんから連れて出る。二人姉弟片付けてない。どんな事もさしづを貰うてくれ。又一つ御席さん/\四五年の間、まことに悠るりとさして貰た。御席さんが今日の日であったら、辛苦尽すも水の泡、それではどうもならん。御席さんに一寸入り替わったようなもの。御席さんの処気の毒。頼み置く。何も難しい事要らん。内々の処姉弟の処一軒の内治め。これから御席さんの所綺麗にして。暫くの処頼みに出た。御席さんの所十分綺麗にして、年の行た人に守して実まで頼む。一寸分からんであろうと思う。二度三度救けて貰うた。十分満足。十分頼み置く。御席さんの処、これだけ頼む。わしは何時何処へ出帰るか知れん。北の方へか、南の方へか。どちらへ出るやら、そこは未だ分からん。なれど、十二月二十日に生まれると、日を切って置く。これだけ知らし置く。姉弟の処頼む。御席さんにもこれまで連れ添うて貰た。これまでの処、存命の中やで。これだけくれ/\頼み置く。これから春になりて来たら、あちらへ花見、日々の処何でも彼でも心いずまんよう、心のいずまさんよう頼み置く。遊びに行てこうかと言うたら、一寸拵えて。これだけ頼み置く。日々の処、年の行た人、綺麗にする人、これだけ頼み置くで。それで息が通うて居る、息のある間に頼み置く。これは頼み置くで。長い間の年限楽しまして貰た。わしが早う出帰ったら、御席さんを大事に掛けるから、皆さんこれだけ頼むで/\。
【説明】
(1) 本席が今日出直すということがあったら、これはどうもならんから、さと姉が本席の身代わりになって出直したということを指しておられる。
【摘要】
(1) 出直しはすべて、その人のいんねんに基づいて、親神のなさることである。出直してもまた、この世に生まれかわらせていただくのであるから、この事情を一つのふしとして神意を悟り、よくそれを心に治め、たんのうして勇んで通ることが大切である。 (2) 親神は早く出直すところを、その人の心定めに応じて、引き伸ばしてくださったり、また身代わりの出直しをさせてくださることがある。いずれも親神の守護によるものである。 (3) 出直しという事情に際しては、お互いに淋しい思いをさせず、皆が心を寄せ合い、たすけ合っていくことが大切である。 (4) このお道は将来末代の理であるから、どんな難儀不自由の中も、将来を楽しんで勇んで通っていくことが肝要である。

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