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本部事務所及び墓所事務所に昨夜盗人入りしに付願

さあ/\一寸尋ねる処まあ思い掛け無い事、ついに無い一寸初めてどういう事も尋ねるであろ。事情諭し置く。どんな者も入り込む。何処から思うて居る事情何時とも知らん事情降り湧く。どういう事吹き湧く。善い事もある、悪い事も降り湧いて来る。一時の事あんな事日もあって了う。心の事情さえ、我々だけの事皆一つ/\の心と言う。西を向いて住む者、東向いて住む者、北向いて住む者、南向いて住む者、一時に向けば中一つ事情難しうてならん。四方向いて居れば一つの息、一つの理が治まろ。闇の晩危うき理を遁れ、あちら零れもの拾い、喰べるもの無し。ごもく場で拾うようなもの。心が無くばそれ/\。

又押して、警察署へ届の件願
さあ/\尋ねる。何にも包む事、一つの理が解けば一つのものを何する。一つの理が分からん。西向いてる、東向いてる。今に諭したる。よう聞き分けにゃ分からんで。
【説明】
(1) 善いことも悪いことも起こってくるが、あんなことも、あんな日もあったなあで終わってしまうようにせよ。取られたことを云々するより、こちらの事情さえ治まるようにしたらよい。われわれだけのこととして、一手一つの心を治めたらよい。 (2) 人の眼をぬすんで盗みに入るのは、ごもく場で零れ物を拾うようなもので身につかない。 (3) 隠し包むことはいらない。問題は理がわかればよいのである。
【摘要】
火災に遭った場合 (1) 信心しているのに、なぜ火事に遭ったのかと思うであろうが、それは遁れることのできない前生いんねんの事情によるのである。「ふかき事情」「いろ/\続いた事情」「代々事情」によるのである。 (2) 物は焼けてなくなったが、人間身の内守護の理を聞き分けなければならない。 (3) 類焼の場合、類焼したということを心にかけるな。影にも思うな。 失火の場合も、誰が失態したかを皆の中でどうこう言うてはならぬ(すれ合いという連帯責任である)。どんな災難も元を知ることが大切。元を知れば安心である。 (4) 心を浚え、心を取り直し、鮮やかの理を治めよ。ふしから芽を出すのである。ふしに勇むのである。 (5) いつまでも、くよくよせず、これから先の事情を治める心を定めよ。後日の話の台になるような心を定めよ。 (6) 教会の火災は、名称の「理の台」とも言うべき事情である。 (7) 一つの道、一つの理を心に定めよ。情に流れて、すれ合ってはならぬ。順序を間違えるから怪我をするのである。 風害に遭った場合 (1) 一度のところは二度、二度のところは三度と、心を取り直して普請にかかれ。 盗難に遭った場合 (1) 盗んだ人を云々するより、こちらの心の事情を治めることが肝心。 (2) 盗まれた物品はほこりで、盗んだ人はごもく場で零れものを拾うようなもので身につかない。 (3) 警察に隠し包む必要はない。問題は盗難にあった理がわかればよい。 災害見舞について (1) 日々道の上につくしている信者を見舞ってやらねばならない。 (2) 直ちに尋ねてやるのが真実である。 (3) すぐに現地に到着できない場合は、電報ででも尋ねてやるように。

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