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春野利三郎五十六才初めは頭のぼせ熱強く口中出物舌腫れ表向通じ無くいぼ痔出で、よって願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身の処、さあ/\身の処大変事情と言うであろう言うであろう。まあ一寸事情では一時尋ねる処、出物々々と言うであろう。出物々々一寸出難くい。出難くい筈や。皆んな一つの事情。心持って競り/\持って、これ出難くい出物に、あらこら替わりたら難しい。こら尋ねるまで。なれどこれまで皆事情にて通り、だん/\伝える理によって一時と言う。とんと爽やか成りて成らん。一寸心得まで事情、これ心得まで諭そう。一寸暮らす中、不自由はあろうまい。なれど身に迫りて不自由であろう。順々十分運んでそれから一寸事情、よう取り替え皆知って居る。知りて居て通らん。どうもならん。事情々々これ急ぐで/\。

右事情にて増野正兵衞神戸へ帰る御許しの願
さあ/\早く/\、事情急ぐ/\、急いで掛かりてくれにゃなろうまい。事情さあさあ許し置こう。
【説明】
春野三郎、本部員春野貞造祖父。 一寸くらすうちに、生計の不自由はないであろう。けれども、身上に障りをいただいては不自由であろう。今迄つぎつぎと十分に運んで来たが、それから一寸事情が出来たために不足していずんでいるが、思い直して、今迄どおりしっかりはこぶように。こうせねばならぬということを知っていて通らんのはどうもならん。事情は急いで運ぶように。という意味で、いぼぢは、内々の者が不足せずに通れ。というとことを指示された事であろう。 春野利三郎、本部員春野貞造祖父。皆どうしなけれならぬということを知っていて、通らんからどうもならない。という意味で、熱強いのは、家内の者がめいめい勝手な思案をしてすれ合っていてはいけない。ということを指示されたのであろう。
【摘要】
熱については、物体の摩擦から発熱するように、心の摩擦から、身上に発熱するという理をさとされている。そもそもの理即ち、各自が勝手の心を遣い、一手一つに治まらない理ー仲違いの理ーが発熱となる。よく談じ合い、一手一つになることが発熱を御守護いただく元である。また因縁の自覚が足らず、因縁の理に逆ろうて不足することも、発熱病の元となる。発熱の場合は、各自がたんのうし、またそれぞれがたんのうし合うということが、特に大切であろう。

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