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江州水口に於ておふでさきを販売せんとする事情に付伺

さあ/\尋ねる処/\、まあ世界では色んな事を言う。又一つには難しいようにも思う。思うは一寸理。これまでどんな処でもふでに知らして出してある。見ても居るやろ。一時どう成るかと思う。よう聞き分け。世上には色んな事を言う。どちらやこちらやと言う。こうしたらと思て来た。艱難の道、世上現われてこうのうという一つの理。たゞ一時不思議やなあ、忌ま/\しいなあという事情、こりゃ大変違う。あちらからもなあ、こちらからもなあ、どうでもやってみよかと思うなれど出来やせんで。大道々々と言う。どういう怪我無いとは言えん。往還道は踏み被り無い筈なれど、心に油断があるから踏み被ぶる。何ぼ細い道でも、心一つの理さえ治まれば踏み被りは無い。これも話説いてある。一時尋ねる処、一時防ぎは出けんと思う。一つ大変と思う。まわし/\一つの事情、さあ/\多くの中どんな者も居るやろう。まあ一つ事情話付けて、運んでみるがよかろう。
【説明】
(1) 艱難の道を通った効能から、世界にもわかるようになったので、単に今だけのことから不思議だなあとか、いまいましいことだなあと言っているのは、考え違いをしているのである。方々でまねをしようとしてもできっこない。 (2) ただおふでさきを読んだら、すぐ道の役に立つというようなものでない。この点を話聞かして、とりやめるよう説得してみよ。
【摘要】
編纂・出版のおさしづは、ほとんど教会本部に関係あるものである。それゆえ、ここでは、これらのおさしづによって、われわれの心がけるべき点が探らせてもらえるようなものを揚げた。よくわからないおさしづもあるので明確に述べにくいけれど、大体、次のような点を諭されている。 (1) どんどん盛んにすべきであるが、それがお道のためになるか、どうかという点を考慮する必要がある。 (2) 言ってよいこと、わるいこと、出版してよいもの、わるいものがあるので、よく内容と発表する場を検討する必要がある。 (3) お道の出版物は、誰が読んでもわかるようなのがよいので、念を入れて、かえってわかりにくくなるということのないようにしなければならない。 (4) 責任者に重荷がかかる場合があるが、誠心誠意一つ一つ事に処して行けば、必ずご守護があるものである。 (5) 教外者がお道について書いた出版物は、別にどうこうはない。

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