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本席御身上の願

さあ/\届かん日を待ってる/\/\。待って居るから身上も届かん。届かん日を待って身上も届かん。頼りではあろうまい。変わりた話、さあ/\言うまでやない。これまで言葉一つの理でした事は皆出来てある。こうと言うたら皆ちゃんと出来て来る。なれど、どうもならん。ほっと濁り掛けたらどうもならん。どうでもこうでも澄まさにゃならん。濁り掛けたら加減が変わる。日々言うた事は出来んやない。なれど、濁りたらすっきりした事は出来ん。どっさり濁りたらどうも通れん。濁りたらいずれ/\洗わにゃならん、澄まさにゃならん。どんと捨て置いたる事情、どうでも掛からにゃならん。濁りた。洗濯々々十分乾かし、皺の寄りたる処も伸ばし、すっきり掃除せにゃならん。一寸行て尋ねて来うといえど、身上切なみあれば、どうも尋ねる事なろうまい。一つ出来ん、二つ出来ん。だん/\までんようになれば、どうするぞ。どうでもこうでも、一つの諭しは守らにゃならん。どうして喰う、こうして喰う。土の中埋ったる事は味付ける事も出来ん。加減も分かろうまい。これまで伏せ込んだる事情より、よう思やんせよ。これだけ諭し置くによって。

押して、本席家移りの御祝陰暦正月十日十一日両日の願
さあ/\事情は前以てそこい/\運び、事情は委せ置いたる/\。何も止めもせにゃ、延ばしもせん。どうでも委せたると言えば委せたる。なれど事により埋もれたる/\。埋もれたるから濁る。濁るから身上が曇る。今日言うて明日成らん。皆勝手のよい事は皆揃う。なれど勝手の悪い事は一寸も揃わず。これだけ諭し置くによって、諭しの道はどうでもこうでも通ってくれにゃならん。

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