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本席御身上御障りに付願

さあ/\話するで。いつ/\まで話ばかり、聞いて/\どうよこうよして居たばかりでは分からん。長い間であった。ようこれまでそれ/\の道も運び、遠く所も分かる。楽しんで/\順序暫く追うて世界取り抑え取り鎮め、これ見て居る、今の処ほんのこれ味が有るかいなあ、無いかいなあ、と言うだけのもの。もう暫くしたら味が出来る。これはこのものゝ味やと言う。味の分かる処まで話せにゃならん。席は一席二席昼から席待つ者ばかり多てならん。国々掛かり楽しまし、先々聞き、俺も/\わしも/\と言う。甘い辛い辛い分かりたなら味付いたもの。これ取りてみればこれどうや。蒔いて置いたら独り出けて来るよう思うて居てはこれ違う。何処が盛んや、此処がいずんで居る。話し/\小首傾げて居る者もある。中に向こう向く所見えん。どんな事しても、これまで話聞き分け。無理な願してくれな。これから一つ、模様変わるとも分からん。模様変わりたなら、小首傾げてうんと言うて思やん。返事一つ急ぐ。皆、勝手々々の理を拵え、ならん時にはさしづ/\と言うはどんならん。さしづ取りて事情、さあ/\井戸々々深い井戸に譬えて話する。すっきり澄んだ水いらいさえせねば濁らん。すっきり濁りた水が飲めん。よう聞き分けてくれ。濁る時節来る処どうもならん。世界濁る。席順序急がしなる/\。一席始め掛けたる処、日々事情によって運び越したる処、未だどうもならんから、無理にだん/\勤めさして居る。無理に勤めて居る。さあ/\一貫目の物持って走るなら、何ぼうでも走られる。一貫目の物に二貫目の物持っては走られん。軽い事のように思うてはどうもならん。独り成りて来るという心、何でも捌かにゃならん。新木を買うて普請出来する。放って置けば虫が喰う。色が変わる。そこで道具を以て雨露打たれんようすれば、二年三年住める。これ聞き分けてくれ/\。

同時、押してこれから朝席だけという処願
さあ/\尋ねにゃ分からん/\。もうこれ日々急がしければ特別して席の処、三席勤めて居る。皆その心ならよい。何も言う事要らんなれど、あら役やと言えばどうもならん。話をすれば、その場わや/\取り集め、これどうもならん。席を話を真実心を寄せてな。一席二席やない。三席何席勤めても、今日は何席勤めた。よかったなあと言う。皆運ぶ理でそうなる。何も言う事無い。三十日五十日、二月三月席が止まりたらどうするか。あちらへ駈け歩き、こちらへ駈け歩きした処が、何もならせんで。

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