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伊沢彦右衞門身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上いかなる理を尋ねる処、よう事情聞き分けにゃ分かり難ないで。事情という、どうでもいかん/\。よう聞き分け。この所よりだんだん事情始め掛ける。言葉で諭する。言葉で一つの理で身上という。身上不足なる処、だん/\ある。これ伝えてある。どうせにゃならん、こうせにゃならん、諭してない。一つ理がある。よう聞き分け。何故諭せん。身上不足なる理困ると言えば、そら定めると言う。よう聞き分け。人間という、救けにゃならん救からにゃならんが理なれど、長らえての中なら、どんな理もある。成る成らんは理にある。又心にある。又世界に理がある。どんな理もいんねんの為す事。一ついんねんというは、しょうまいと思うても成りて来る。しょうと思えど成らん。成らんと思えど成りて来るがいんねん。これ聞き分け。人間一代という、一代定まりは定まるなれど、生まれ更わり聞き分けば、どんな理も治まる。身に一つ不足はいろ/\ある。不足は世界見てたんのう。身に不足ありてたんのう出来やせん。なれど、世上を見てたんのう。たんのうは前生のさんげいと言う。追々一つ追々見えるであろ。よう聞き分け。