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神道本局管長より来翰の次第に付伺

さあ/\尋ねる事情/\、だん/\事情いかなる事情も近づく/\。これ一時になったとは更々思うやない。事情によって日が急いで/\ならんようになる。内々の事情他の事情向こうの事情とは思われん。これまで説いたる。千日という、千日経てば誰に遠慮気兼は要らんと。千日前に諭したる。事情大事件と思う。何も大事件と思うやないで。道に道すがら一年経ち来たる。どうでも急いで掛かる話と言う。仕切ってどうとも出来ようまい。なれど捨て置く事も出来ん。事情はあれこれ実を聞いて治めてやるがよい。事情一寸には治まろうまい。なれど、治まるようの道を運べば治めてやろう/\。

押して教長十日頃御上京の願
さあ/\尋ねる処/\、十分さしづをして置こう/\。まあ事情向こへ一時にとはせず、こちらも事情は一時今日という日知らさず、事情は願通り許し置く。心は十分勇んで行くがよい。向こうまで入り込んだ処が、じっと見て居るのやで。行て速やかなるまで控えて居るがよい。

同時、御供何人程という事情願
さあ/\まあ/\道中の処、理を以て三名、又事情によりて返さんならんや知れん。成るべくひっそ/\、軽くの事情。

同時、前川菊太郎、松村吉太郎、清水与之助の三人随行の願
さあ/\尋ねる処、さあ/\それは願通り許し置こう。又立つ、善い日尋ね出るがよい。
【説明】
(1) 明治二十七年六月十五日、神道本局にて、本局の神殿建築と負債整理につき、分局長直轄教会長会議があった。 (2) これは内々の事情と思わねばならない。他の事情、向うだけの問題とは思えない。 (3) 本局では、このたびのことは大事件と思うているが、何も大事件と思うではない。この事情も既に一年の月日が流れているので、どうでも急いでかからねばならぬ話だとも言えるが、こちらから仕切って、どうともできる話ではない。なれども捨てておくわけにもゆくまい。事情については、あれこれと真相を聞いて治めてやるがよい。 (4) 本部へ行っても、こちらとしては会議の次第を、じっと見ているようにせよ。会議がうまく運ぶまで、こちらとしては差し出がましいことは控えているがよい。
【摘要】
寄付についておさしづでは、軍資金の献金と神道本局への寄付の二つについて述べられているが、両者は、かなり性質の違ったものである。  前者については「どうとも言わん」と仰せになり、道の理の上からは「些かの理」であり、世上へちょっと愛想をするようなものであると仰せられている。  後者については、本教がその教団の成立過程にあって、やむなく一時神道の傘下に籍を置いたのであるから、おさしづでは、これは他の事情ではない、内々の事情と思わねばならぬと仰せられ、差し出がましいことは控えねばならないが、よく真相を聞いて治めるがよいと仰せられている。  寄付について、その他のおさしづからうかがえることは、次の通り ○献金は皆揃うた一手一つの心に任す。 ○献金の名義は世間で一々細かく名前を出すが、道の上では欲を忘れ、心から献金しているはずであるから、代表名でよい。 ○みんなで談じ合いすれば、皆の心が集まって、どんなこともできる。

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