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増野いと腹張るに付願

さあ/\尋ねる事情/\、身に心得ん事情を尋ねる。よう聞き取れ。内々の事情とも言う。よう聞き取れ。一寸の事情なら道の理なら理、一寸めん/\心の理なら理。年取りたる、これでと思えば又後へ。これ一つさしづを貰う。又と言えばさしづ。これで治まらんならんという中に、又事情どういうものと、めん/\理を拵える。めん/\心の理により、どういう事も思わく通りにさしてやるがよい。

押して願
さあ/\年が取れたると言えば一人の事であろう。どうでいかん、こうでいかんと言う。これなればこう、有難いと思う中に、どうなるや知らん、眺めて見ればこう。可愛ければ可愛理を運べ。何も不自由無いから、いつ/\までの理を計りて居るから、速やか心の理が解けんから、身上解けん。可愛ければ可愛理を運んでやれ。

又竹島キヨを宅へ置く御許しの願
さあ/\尋ねる事情/\、事情は願通り。この者と言う。駈け付く所も無いと言う。この心いつ/\変わらんければ、どんな理とも分かろうまい。一寸一つ心を楽しましてやるがよい。
【説明】
増野お糸、本部員増野正兵衛夫人。 良くおさしづを聞きとれ。身上がよくないのは、家内事情のためである。一寸の事情だが、道の理に叶ったことであれば治まる理になるが、勝手な理であるならば治まらん理になる。 速やかに勝手な人間心の理がとけないから、身上の御守護がいただけない。という意味で、腹はるのは、人間心の理をとけということを指示されたのであろう。
【摘要】
腹はるについては、勝手な人間心を、きれいに捨て去り、人に対して、とけ合わないわだかまりをなくすることが大切であろう。古人も物言わぬは腹ふくるるわざであるといっている。

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