おさしず検索


朝鮮事件に付明日より三日間軍人健康祈祷執行願

さあ/\尋ねる処/\、いかなる事情も尋ねにゃなろまい。尋ねた処たすけ一条の事情、所々国々遠く所までもたすけ一条で救ける救かる、というは皆説いたる。早く/\それ/\皆んな早く/\の心に成って、何でも彼でも治めにゃならん、治まらにゃならん。所々にては、それ/\心の理を以て、早く救け下されという願をして、治め。一寸には治まろうまい。なれど、早く引き戻して了う。大事件あのくらいの事情、早く事情になったなあと、早く見せにゃならん、見にゃならん。

押して明日よりつとめに掛かる事情
さあ/\力々力々。

各分支教会出張所に於て同祈祷執行願
さあ/\早く/\、皆々つとめと言う。治め方のつとめと言う。早く急ぐ/\。

押しておつとめの手御尋ね申し上げ
さあ/\一時の処は早く、何かの御守護の理を以て願うがよい。
【説明】
(1) 明治二十七年六月、朝鮮において日清戦争が起こる。翌二十八年三月、一切の戦闘終結。四月講和。 (2) 各地の教会では、道の精神によって、早くこの事情をたすけてください、とおつとめでお願いをせよ。 (3) 真実の力を出せ。神はどんな力でも出そう。 (4) むほんづとめではなく、よろづたすけのつとめ、すなわち一般に月次祭で行われるおつとめによるお願いづとめをすること。
【摘要】
祭儀に関する事情というのは、一般にほとんど起きない。祭儀式は定められた形式があって、それに準拠して執行されるものであるから、もし問題が起こるとすれば何かの事情で、それが規定通りに執行できない場合ということになる。この場合、祭儀式の種類によって、それぞれの事情が複雑になってくるのは言うまでもない。  祭儀の中心はおつとめである。一般教会のと教会本部のとの相違および関連性、つとめ人衆の理、祭典日などには、それぞれ理がある。なぜ、そうなっているかという教理的理由があるので、やむをえない事情以外おさしづでは変更しないように諭されている(なお変更については、明治二十九年四月の内務省訓令以後の、とくに明治二十九年五月二十日のおさしづ、および「稿本中山真之亮伝」215~235頁参照)。  このような事情のおさしづは、適当な引用例をあげることが難しいので、ここでは、祭儀に関係のあるおさしづの中で、特に祭儀を諭されていると思われる例を引かせていただいた。もちろん例の数も不十分であり、本部と一般教会とが同列に取り上げられているなど雑然としているが、これらの例から、祭儀に関して疑問の起こりそうなところや、その悟り方が明らかになろう。  明治二十七年七月三十日のおさしづは、世界の事情の項目にもあげられているが、おつとめの意義が鮮明に述べられている例として、ここにもあげさせていただいた。また祭儀にはおつとめ以外、たとえば葬祭などいくつかあるが省略した。

TOP


お道のツール