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渡韓に付監督として本部より三名出張の処都合により今二名増加、平野楢蔵、松村吉太郎、橋本清、喜多治郎吉他に一人、五名行く願

さあ/\尋ねる処/\、さあ出越す所と言えば中々の大層、一寸これまでの処伝えたる事情、何時どういう事怖わい恐ろしいと諭したる。余儀無く日柄一つには何でも行こという心は心置き無う。たすけに行くという心を持って行くがよい。又一つ日柄の処は遠うも取らんならん、近うも取らんならん。聞いたる話精神成程の精神も分かるやろう。何人行かんならんとも言わん。真実事情を以て行くなら、何も案じる事要らん。今一時の談示もう/\これよりの談示はあろまい。勇んで/\一つは神が連れて行く、とも諭し置こう。まあ/\世上にも成程の理が分かるやろう。今の処あちらへ掛け合い/\、こちらへ掛け合い/\、日限の処は遠うも取らんならん、又、近うも取らんならん。一時尋ねる処は委せ置こう。

押して、渡韓するに付笠提灯の印に十二の菊の御紋用うる願
さあ/\尋ねる処/\、印という。これは一寸控えるがよい。後よりは又々一つ案じ、よう行けば後々とも言う。印の処は思わく一つの印とも言う。

右に付、願書提出のため上京する願
さあ/\尋ねる処は、皆々の理に委せ置くから、談じて一つと言う。
【説明】
(1) 布教・伝道の心構えで行く。
【摘要】
世界の事情という言葉は、いろいろの意味に用いられる。一般的に言えばうちとせかいという対照において、対外的問題として対処すべき事情である。しかし、ここでは、もう少し限定して、世界にあらわれてくる大事情といった意味で用いる。  世界の事情は、親神のざんねんの現れとして、自然現象と社会現象とに分けて見られる。このうち自然現象については、この教理研究では「教会生活の出来事」および「教政」で研究されている。  社会現象については、いろいろの事情が見られるように考えられるが、ここでは戦争に関するものと、世界事情に対処する心構えを教えられた、とみられる刻限のお諭しの若干を挙げた。 (1) この世界を治めているのは親神であって、その思惑は神一条の道・たすけ一条の道(つとめやさづけ)によって成就されていくのである。 (2) 神一条の精神によって事情を治める。 (3) 心のほこりを払い、心を澄まして親神の思召しのままに対処する。 (4) 事情は旬によってあらわれるので、その旬の理によって事情を見る (5) どんな困難なことが起きても、爼板とも台ともなる、という大きな心構えでなければならない。そのためにはたすけ一条ということを、よく理解する必要がある。 (6) 事情をいかに見るか、いかに対処するかということについては、おふでさきに書いてある。

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