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日清事件人夫事情に付願(日清事件につき当本部より人夫五百人寄付の次第陸軍大臣へ願い出の処、当日義勇兵出願者に対して差し止めの大詔煥発相成りし故、福家秘書官の意見を諒し、名古屋師団へ出願の処、普通人夫としてより採用これ無きに付、一先ず帰本して本部員会議を開き、義勇人夫として採用これ無き時は一先ず見合わし、金円にて一万円献納の願)

さあ/\だん/\の事情、この度一つの事情容易ならん事情、見ても居られん、放っても置けん。こうという理を集めたる処は直ぐに受け取る。自由という理は知ろまい/\。事情を変えて尋ねる処、いずれ/\の理があるから、一時話取り替え。一時の精神皆受け取る。一時尋ねる処、ころっと取り替えて了うがよい。又々後々あと/\どういう事あるとも知れんとも言う。その時は一つの理を定めてくれにゃならん。もう長い間やないで/\。

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さあ/\人夫出すと言う。日々の与えを取って出るは、今までの事情、世界事情、精神誠の理を以て、たとい火の中剣の中とも言う。与えを取って出るは、道に触れると言う。一時の処は皆受け取る。皆受け取りてあるから自由と言う。

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さあ/\まあ/\愛想々々、未だ/\なか/\一寸には行こうまい。長い間ではない。大変な事件であるが、ようまあという日が、今に見えるであろう。
【説明】
(1)「当局の方針が急に一変して、志願人夫は採用しない。賃銀を払ってなら、人夫に採用する。というので、そのような軍夫なら、東方の素志に適わぬ、というので沙汰やみとなり、八月十七日付、軍資金一万円のみを献納した。」(「稿本中山真之亮伝」188頁参照) (2)親神は人間の心実誠の心を受け取り、自由自在の守護をしたのである。
【摘要】
世界の事情という言葉は、いろいろの意味に用いられる。一般的に言えばうちとせかいという対照において、対外的問題として対処すべき事情である。しかし、ここでは、もう少し限定して、世界にあらわれてくる大事情といった意味で用いる。  世界の事情は、親神のざんねんの現れとして、自然現象と社会現象とに分けて見られる。このうち自然現象については、この教理研究では「教会生活の出来事」および「教政」で研究されている。  社会現象については、いろいろの事情が見られるように考えられるが、ここでは戦争に関するものと、世界事情に対処する心構えを教えられた、とみられる刻限のお諭しの若干を挙げた。 (1) この世界を治めているのは親神であって、その思惑は神一条の道・たすけ一条の道(つとめやさづけ)によって成就されていくのである。 (2) 神一条の精神によって事情を治める。 (3) 心のほこりを払い、心を澄まして親神の思召しのままに対処する。 (4) 事情は旬によってあらわれるので、その旬の理によって事情を見る (5) どんな困難なことが起きても、爼板とも台ともなる、という大きな心構えでなければならない。そのためにはたすけ一条ということを、よく理解する必要がある。 (6) 事情をいかに見るか、いかに対処するかということについては、おふでさきに書いてある。

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