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寺田コウ身上願(上げ下だし熱出で甚しくに付)

さあ/\尋ねる処/\、いかなる処であると思う。よう聞き分け。思わく通り行かぬ。前々事情諭したる。そのまゝ思うようには行かんは、一つ理であろ。何でも急くであろう。急いたて行かんで。思うよう成らん。これが事情と思うて、今年に行かにゃ来年、来年にせにゃ三年先と言う。悠っくりと心を改め。最初諭したる事情未だとも言う。急く処世界もこう、めん/\もこう、何年経った何年経つ。先々の事情を心に持って治めてくれ。悪いさしづやないで。
【説明】
寺田こふ、網島分教会初代会長息女。 何でも急ぐであろうが、急いてもいかんで。思うようにならん、これが事情とおもうて、今年にいかなければ来年、来年にせなければ三年さきというように、ゆっくりと心をあらためよ。世間の人々も又、当人達も、何年たった何年たつとあれこれ思っていそぐ処、さきざきでは結構になるという事を考えて、真に理を心に治めてくれ。という意味で、あげくだしは、真に理を心に治めよという事を指示されたのであろう。 寺田こふ、網島分教会初代会長寺田半兵衛夫人。 何事も急ぐであろうが、いくら急いでも、因縁ならばそうはいかんし、思うようにはならない。これが事情だと思うてたんのうし、今年にいかなければ来年、来年にせなかったら三年先というように、ゆっくりと心を改めよ。という意味で、熱出るのは、因縁の自覚が出来ず、因縁の理にさからって不足してははならぬ。ということを指示されたのであろう。
【摘要】
上げ下だしについては(1)理を治める(2)特にたんのうの理を治めることをさとされている場合が多い。上げ・下だしすれば、栄養を失うのであるが、我々としては、身体の栄養もさることながら、心の栄養を失わないようにするために、理、特にたんのうの理を治めることの大切さを忘れてはならない。

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