おさしず検索


増野正兵衞去る十日頃より声かすみ且つ左の目障りに付伺

さあ/\一寸尋ねる処、身の内事情あって尋ねる処、堪えられん事情で無うて、とんとあちらこちら変わる。だん/\事情ある。尋ねる。どういう事をさしづに及ぶ。さしづ重なり、どれからどうしようか、なか/\の中の取り決まって治めやらんにゃならん。いつ/\であろうまい。遠くだん/\事情、何箇年あると言うても今の間である。急ぐ急かれた何ぼ忙わしい中でも、一つ/\理に治まる。事情一名でも運びをなし、さしづ/\の理を聞き分けて、一時あれこれ帰り、人々集まるはあいだの事や。集まれば余儀無く大いの事情重なる。遠く事情に一寸である。身上案じる事要らん。身の内尋ねたら、こういうさしづあったと、万事安心見て貰わにゃなろうまい。一つ事情いつ/\催促は無く、さしづ皆治め方、放って置かれまい、見ても居られまい。これを聞き分けてくれ。
【説明】
増野正兵衛、本部員。 おさしづが重なり、どれからどうしようか、なかなか実行しにくい中をとりきめて、治めなければならない。何時までものばしてはいけない。という意味で、声のかすむのは、おさしづ(神の声)を軽く取り扱ってはいかん、と指示されたのであろう。
【摘要】
声かすりについてはおさしづ(神の声)を軽く取り扱わず、-無視することなくー十分傾聴せよ。不足せず、たんのうの心を治めよ、という意味にさとされている。声かすりについては、本席様の御身上に関しての伺いが多い。この場合は、おさしづを無視するな、おさしづに基づいて治めよ、と積極的にさとしていられる。註、我々の身上さとしは、我々へのおさとしであるが、本席様の身上さとしは、本席様へのおさとしではなく、我々へのおさとしである点に注意を要する。

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