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東京日本橋分教会長中台勘蔵出直しに付、分教会長五名総代として葬祭に出会のため上京の願

さあ/\尋ねる事情/\、それ/\何名何人と言う。それは一人も多い方がよかろ。今日に了うてそれでよいという訳には行こうまい。行き会い事情より心に掛かりたが、一時どうも仕切った話は出来ようまい。一落治まりてから、後々話掛かれば、穏当の理を以て話運ぶがよい。

押して、五人よりふやしたもので御座りますか
さあ/\尋ねる処/\、さあ/\何名と言う。一人でもと事情諭したる。よう聞き分け。遠い所は、どうしてもどうと運ぶ事も出来ようまい。近い所の又々と言う。元々尽した処の理を以て、十分運んでやってくれるがよい。

又押して
さあ/\成る処の理というは、代理を以て、一人でも理によって随分届くものである。そこで大層とは思わず、互いの理は十分尽してやってくれるがよい。
【説明】
(1~2)葬祭に列席するのは一人でも多い方がよいであろうが、今日行ったらそれで済むという問題でもない。葬祭も澄んで落ち着いてから、治まるべき姿へと話してやるのがよい。 (3) 近い所は何度でも行くことが出来るが、遠い所はそういうわけにも行かない。満足させるように十分運んでやってくれ。 (4) 数の多い少ないでなく、一人でも十分満足させることはできる。大層と思わずに、十分満足させてやってくれるのがよい。
【摘要】
後継者の問題は大きく分けて二つある。一つは後継者養成の問題であり、ほかの一つは後継者選任の問題である。ここでは後者を取り扱い、後継者育成の問題は「縦の伝道」のところで取り扱う。  なお後任者に譲り渡すべき時期の問題などもあるであろうが、それは「担任」のところで取り扱う。  後継者の選任を要約すれば下の通りである。 (1) 妻が会長を受け継ぐには、生涯末代道に伏せ込む決意が必要。 (2) 子供が幼年である場合には、適当な役員を選任して治めさせるのがよい。 (3) 子供に長幼の順序があっても、こうのうの理によって後継者を定める。 (4) 子供が後継者と定まってない間に会長が出直した場合は、一刻も早く上級から葬儀に参列することが大切。そして落ち着いてから十分言い聞かせて、あとを継がせる。 (5) ともかく、この場合は子供を満足させること。 (6) 役員が後を継ぐ場合は、本人の揺るぎない信念が一番重要。 (7) 役員が後を継ぐ場合、皆の気持ちがこの人と集まることであり、逆に言えば、皆の気持ちを一つに集める人があとを継いで行く。 (8) 何かの都合で、その教会の道を開いた人(甲とする)が会長とならず、別の人(乙とする)が会長となっていたような場合、後継者としては、乙の子孫よりも甲を会長とする。甲の社会的身分は低くとも、元を尋ねることである。 (9) そのような場合、人間思案で明け暮れせず天の理で治めることである。

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