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社寺局より質問の点有之就ては神道本局へ証明書持参のため前川菊太郎、橋本清上京御許し願

さあ/\/\尋ねる事情/\、一度の処はどうでもこうでも通らにゃならん。旬が来たる旬が遅れてある。放って置いては世界の理が分からん。一寸の掛かりである。何も案じる事要らんで。それはいかんこれはいかんと言うやろう。曲がった時は曲がって置くがよい。この世始めたる元なる所を心に持って行くがよい。世界から日日言い立てる。元々掛かりというは、何も分からん処から一寸付け掛けたる。おめも恐れる事は無い。これも曲げあれも曲げ、理を何処まで曲げるやら知れん。曲げたら何処まで伸びるとも分からん。すっきり取り消して了た日もある。理を曲げ掛けたら何処まで伸びるやら知れん。何も案じる事は要らん。勇んで行け/\/\。

暫くして
さあ二人とも相談、又一人三名の理を許す。
【説明】
(1) それはいかん。これはいかんと言うであろうが、言うだけ言わし弁解することはいらない。しかし応対に行く者は、この世始めた元なるぢばに、元のをやが踏ん張っているのだということを心に治めて行くがよい。世間から日々いろいろのことを言うて来るであろうが、この道も最初は何もわからんところから付けかけ、今日の道になっているのである。決しておめ恐れることはない。これも曲げ、あれも曲げ、教えの理をどこまで曲げてくるかわからんが、曲げたら曲げただけ、道の理が今後どこまで伸びて行くやらわからん。
【摘要】
(1) 官憲の干渉は教内を掃除するふしであって「泥水をすっきり流してしまう」ようなものである。したがってそれは官憲の取り調べを受けているのではなく、親神が「取り調べさす」のである。 (2) 官憲だからと言って、決して、おめ恐れることはない。この道は何もないところから、幾多のふしを通って今日の道になっているのである。 (3) 官憲に対する時は、この世始めた元なるぢばに元のをやが踏ん張っているのだ、ということを心に治めて行くがよい。 (4) この道に反対する者も、親神の目から見れば、皆可愛いわが子である。したがって、お互いは皆、神の子であり兄弟である。たとえ取り調べに当たって、拷問を加えるような仇と思えるようなものに対しても、兄弟の理を治めて告訴などしてはならぬ。 (5) 官憲が、いかんと言えば「ハイ」、ならんと言えば「ハイ」と言うておけ。それによって、一つの理が定まるのである。神はどんなことも見ている。 (6) 教えの理を曲げてくるが、曲げたら曲げただけ、今後道の理が伸びて行くのである。 (7) 官憲の干渉によって教義や祭儀の変更を余儀なくさせられるが、子供可愛い親心の上から一時許すのである。 (8) 官憲の干渉を受けた時こそ、お互いが真実の兄弟であるという理を心に治めて、道の上に「一つの理の台」を作るべき大切な時である。心さえつなぎ合えば、道は開けて行くのである。

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