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辻豊三郎ととめぎくと縁談の儀願

さあ/\尋ねる事情/\、縁談一条尋ねる。繋いだ日結んだ一日の日を生涯の理に治めるなら、十分なれど、中にどんな事情神に尋ねてしたなれど、こんな事言うような事ありてはならん。そこでめん/\、それ/\こうという理さえ結べば、一つ運んでみるがよかろう。
【説明】
(1) 辻豊三郎氏と、とめぎく姉の縁談について願われたものである。 (2) 互いに心をつなぎ結ばれた、その日の喜びを生涯のものとして通るべく定めるならば、それで十分である。しかし、一緒になってのち事情が起きた場合「親神様に尋ねて事を進めたのに、こんなことになってしまって―」などと不足を言うようなことがあってはならない。だから、それぞれ、しっかり心を決め、心を結ぶところがあるのならば、事を進めてみるがよかろう。
【摘要】
(1) 縁談には何よりも二人の心と心が寄り合い、通い合っていることが大切である。 (2) 神の理に基づいて事を決め、それを生涯末代までもと思い定めてかかることが肝要である。 (3) 縁談とはいんねんあって結ばれるものである。だから互いに心を寄せ合い、つなぎ合って、将来いつまでも治まっていくもと(基礎)をつくるべきである。 (4) 本人同士は言うまでもなく、双方の親をはじめ、みんなが十分に納得し「やれ嬉しい」という喜びの心の理が合っていることが大事である。そうしてこそ、その縁談は十分なまとまりを見ることができる。 (5) 人間思案の義理や都合から判断して、事を運んではならない。重要なのは互いに、真実の心を結び合うことであって形ではない。 (6) 自ら心治まっているのならば、独身であっても何ら差し支えはない。

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