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本席目の御障り御伺

あ/\まあ一寸尋ねる処/\、さしづというは幾重さしづ及んで実々口説き諭したるなれど、とんと心得ん事情であろ。もうすっきりなあ、皆一つ事情思う処、これ聞き分けにゃ分からん。もう速やか。今日は身の内少しよいという、又悪いという処から勤めさしたる。日々事情どれだけ重なる。一時見れば計り難ない。よう聞き分け。遂に/\話し諭したい。どれだけ諭したかて、ほんの掴みさがしたるようなもの。日々運んでる中に、ほんに安心してる処あろうまい。よう聞き分けにゃならん。人間心の治まり所という。どれだけの中に、不自由艱難嬉しいという。遂に分かるもの。年一つ数えてみるがよい。年限長き諭しある。年限聞き分け。一日も休んだる日無い/\。楽しみの中にとんと一つの理にうっとしい。うっとしいから聞き分けにゃなろまい。よう聞き分けにゃならん。放って置けば、いつまでも一人居らん/\と言う。日々の日を遅れたる。一日の日運び難ない。よう聞き分け。身の内と道と理と日々運ぶ理と三つ諭したる。それ/\皆心の理失うて居る。そこで分からん。そこの処、とんと運んでくれにゃなろうまい。

押して、政甚の処ですか、まさゑの処ですか御伺
さあ/\皆尋ねる処/\、治まりありて治まりない。どうもなろうまい。誰がどう、心治まらんから万事治まらん。皆根を洗い/\、速やかならん処から、事情どうもならん治まらん。根からすっきり洗い、大望の処からせいとは言わん。一人から治まりたる処よう聞き分け。訳も分からん処から、この道元々破れ道、細き道忘れて、今日成りたる道ばかり見るから分からん。元々根から洗うてすっきりと言う。

同日、教長御身上御伺
さあ/\尋ねる処/\、どうもこれ身上という。身上今日速やかありて、一時心得ん処、万事の処聞き分け。まあ身の処が不足なる。まあ明かい処/\、日々明かいなれど、心の道事情これどうもならん。何故どうもならんというは、一つの物持って一つ、二つ持って二つ、三つ持って三つ、難しい諭、よう聞き分け。一時の治まりというは、いずれというは、どうもならん/\。よう聞き分け。物に譬えて諭そ。損じて了たらどもならん。早く修理掛からにゃならん。年々修理々々。破損なる。破損なり切りたら、修復に掛からん。これ一寸聞き分けてくれ。

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