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飯降政甚東の方へ治まりて後を継ぐ事情運ぶ件願

さあ/\だん/\事情以て事情尋ねる処、さあ/\よう聞き分けにゃ分かり難ない。ものというものは旬がある。道理諭せば皆旬がある。旬が外れると、種を下ろしても生えるものもあれば、生えんものもある。旬が外れば覚束ないもの。どんなものでも旬が外れると、一花だけで落ちて了たら、どうもならん。これから一つの理を聞き分け。一時一つ分からんようになったらどうもならん。一つ大切々々心の理を静めて聞けば、これまでの理に鮮やか分かる。身の内切なみ病むも心一つ、難儀するも心一つ。よう聞けば早々一つ治まる。この事情聞き分けば分かる。事の集まる理、年限経ってどうもならん。年限経った中に喜ぶばかりならよい。口説きはすっきりならんで。年限経ってから功を積んだてどうもならん。有るうち見るうち楽しみ尋ねる理なら一つ受け取る。又一つ用いる。身上ありて楽しみ、身上ありて道である。これ一つ聞き分けてくれにゃならん。身の切なみありてから改めりゃ、どんな事でも改められる。

西の方古き建物永尾よしゑの住居とする願
さあ/\尋ねる処/\、協議として治まる。理を集めたら、善き事と思えば早く運んでくれ。中にしんの改める。どうせいとは言わん。身の内かりもの事情諭したる。後々めん/\の物は無いもの。世界、名がありて性無きものあろまい。これ一つ考えてくれば分かる。よう聞き分けてくれるよう。

梶本、まさゑ建物一軒建てる願
さあ/\だん/\事情尋ねる処/\、治まり次第/\。実を尋ねて治まり次第/\。治まる事情何時でも/\。

政甚東京より郡山へ連れ帰りある処、本部へ連れ帰る願
さあ/\これ/\尋ねる処、これも一つ話せにゃ分からん。何度も/\心定めずしてあちらこちら騒がす処、分からんは世上理である。又一つ大きようなものでも、旬を見れば小さいようなもの。人間の事情以てすっきり切り払うた/\。なれど神が繋いである。一先ず人間心で切り払うた。世上の理から切らにゃならん。又人のためである。一時以て尋ねる処、連れ帰れ/\。何であったやろうというようになる。連れ帰れ/\。

梶本、まさゑの中調和の事情願
さあ/\尋ねる処/\、よかろうと思う理が悪い。これはどうである。人の心は分からん。他によかろう/\、どういうものあれだけの事は何であろ。一つ理を一つで分からん。あちらの理もこちらの理も、二つ一つの理を寄せて何でも彼でも理を寄せて、それより集めるがよかろう。速やか治め掛けるがよかろう。

押して願
さあ/\尋ねる処、どうもこれ一つようて一つ悪い。これ、どちらも聞き分けてくれ/\。仲好く治まる理、どちらの理も聞き分けてやれ。日々見難くい/\事情、とんと日々の心が治まり難ない。これであったか/\。一時の処早く治めてくれるよう。

梶本籍を本部内へ引き取りの件願
さあ/\尋ねる処/\、これはどうでもこうでも、こうと言うたら治めてやらにゃならん。これ諭して、治めりゃ治まるような心を治めにゃ、治まらせんで/\。このやしき鏡やしき。曇り有りては鏡やしきとは言えん。言う事する事違うたら治まらせんで。これだけ諭し置く。遠慮は要らんで。遠慮するから治まらん。神のさしづを受けて遠慮して居ては、さしづ要らんもの。後へ戻る方が多い。何もならんようになる。遠慮するから事が遅れて来るのやで。

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