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六月十九日飯降政甚婿入りに付大阪へ出越し、小梅身上障りに付共に帰りの上願

さあ/\尋ねにゃなろうまい/\。尋ねるからは皆んなさしづ、将来のさしづまでもする。よう筆に書き取れ/\。十分の中に身上一つ心得んという。どういう事と思う。よう聞き取れ。まあこうして一つ外なる処の事情とも違い、治まりとも違い、珍しいぢばや/\という理も、聞き分けにゃなろうまい。先方親々の運ぶ処の理は十分の理に受け取る。さあ/\内なる処よう聞き分け。事情これまで何度々々、幾重々々大変の処も見遁してやり、聞き遁してやりたる。今一時尋ねる処より、しっかり心得ねばならん。これまでは何にも知らんから出来た事やろう。さあ、これからというは、知らんとも言えようまい。さあ、しっかり改め、しっかり治めて、よう聞き取れ。昔の事情やあろまい。今公然の事情は皆言うまで尋ねるまでのもの。目の前に道の事情理は見て居るやろう。これから一つ話し掛けるから、詳しい聞き取れ。分からん処は尋ね返やせ/\。親という理を聞き分け/\。目の前だけの親ばかりやない。目に見えん親もある。現在の親という、親の理を見て治めるなら鮮やか。親というは、三十年来どんな道、艱難苦しみの道を通りてよう/\の日、又一人の親はよう/\の日を見る事出来ずして暮れた事情は、何と思て居るか、何と心得て居るか。これからすっきり取り替え/\。朝は早く門は掃除、これも長うとは言わん。五十六十までもせいとは言わん。このやしき高い低いの区別は無い。日日朝は疾くより来た。夜までも働いて居る者もある。この事情を見てさあ明日日より日暮になれば水も打たにゃならん。働きもせにゃならん。机に凭れて飾るような事は未だ/\早い。よう聞き分け。日々働かねば存命繋げんという者の事情を見よ。姉弟三人めん/\は末子。姉という、親ともいう。世界並から言えば戸主なれど、神一条の道では功を積んだ者がそれだけの理という。楽々の道は未だ/\早い。さあ今日は一日何処どへ行てこうか、というようになるのは、こうのうの理を積んでからの事。未だ/\席を改めて飾る事は早い。なれど、事情によりては見遁す事もある。親に言う理を聞き分け。二年三年よう/\の日も見ずして暮れた親を思やんせよ。

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