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仲田事情願(仲田左衞門の家名は岸松が継ぎ居りますが、この人を引き寄せた方宜しきや、又楢吉日々おやしきに勤め居られますがどちら運んで宜しきや)

さあ/\それはこれ兄弟々々という。兄は兄、弟は弟でありて、兄は親とも言う。なれど兄は理が無い。今一時のこうのうより運んでやってくれ。親というは隠れてから余程なりてある。これまでだん/\成らん中通りた者である。一時子が親に続いて勤めて居る処より、よう聞き取ってくれ。
【説明】
(1) 兄は兄で、兄は親とも言うが、兄には理がない。親が出直してから、かなりの日数が経ち、その間不自由の中も親に続いて勤めた弟のこうのうを考慮に入れて、弟を引き寄せてやれ。
【摘要】
後継者の問題は大きく分けて二つある。一つは後継者養成の問題であり、ほかの一つは後継者選任の問題である。ここでは後者を取り扱い、後継者育成の問題は「縦の伝道」のところで取り扱う。  なお後任者に譲り渡すべき時期の問題などもあるであろうが、それは「担任」のところで取り扱う。  後継者の選任を要約すれば下の通りである。 (1) 妻が会長を受け継ぐには、生涯末代道に伏せ込む決意が必要。 (2) 子供が幼年である場合には、適当な役員を選任して治めさせるのがよい。 (3) 子供に長幼の順序があっても、こうのうの理によって後継者を定める。 (4) 子供が後継者と定まってない間に会長が出直した場合は、一刻も早く上級から葬儀に参列することが大切。そして落ち着いてから十分言い聞かせて、あとを継がせる。 (5) ともかく、この場合は子供を満足させること。 (6) 役員が後を継ぐ場合は、本人の揺るぎない信念が一番重要。 (7) 役員が後を継ぐ場合、皆の気持ちがこの人と集まることであり、逆に言えば、皆の気持ちを一つに集める人があとを継いで行く。 (8) 何かの都合で、その教会の道を開いた人(甲とする)が会長とならず、別の人(乙とする)が会長となっていたような場合、後継者としては、乙の子孫よりも甲を会長とする。甲の社会的身分は低くとも、元を尋ねることである。 (9) そのような場合、人間思案で明け暮れせず天の理で治めることである。

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